シンセを紹介するシリーズ
第2回目もmicroKORG関連の動画を紹介します。
私にとってシンセサイザーという”楽器”には特別の想いがあります。それは80年代に子供時代を過ごした多くの人にとっても同じではないでしょうか。
何故か?
それは80年代がポップミュージックや映画音楽やゲーム音楽など様々な音楽シーンでシンセの音色が楽器として使われはじめた最初の時代であることと関連します。
YMOや喜多郎やヴァンゲリスなど、恐らく当時の誰もがシンセの表現力に度肝を抜かれたのではないでしょうか。そしてそれらの音楽は当時、小学生や中学生だった我々世代にとって生まれて初めて耳にする音楽でもあります。
*喜多郎 – Wikipedia
*ヴァンゲリス – Wikipedia
我々世代はある意味でコンピューターゲームの申し子です。私の親の世代が冒険小説やファンタジー小説で空想の世界を旅したように、我々にとってはゲームが冒険の舞台でした。
そしてそのBGMに使われていたのがアナログ音源やFM音源などのシンセで作られた音楽です。
シンセの音色を聞くと時々たまらなく懐かしい気持ちになることがあります。それはきっと子供の頃の記憶が原体験となっている為なのかもしれません。
*アナログ音源、FM音源 – 当時はハード(PC、ゲーム機)の性能やメモリ容量が貧弱な為、現在のようなPCM音源は使えませんでした。限られた環境でもそれなりに音楽として聞こえる音源としてアナログ音源やFM音源が採用されたのでしょう。
*FM音源 – Wikipedia
*PCM音源 – Wikipedia
*デジタルシンセサイザー – Wikipedia
最後に、30年程前に私が最もゲーム世界に夢見ていた頃のゲーム音楽のイメージに近い動画を紹介します。主にRPGと呼ばれるジャンルのゲームで、あの頃確かに私は小さなモニターの中から広大な世界を旅していたと思います。
*ゲームミュージック – Wikipedia
*Video game music – Wikipedia
*ロールプレイングゲーム – Wikipedia
P.S.
記事の中で、一見アナログ音源やFM音源がその他の音源に劣るような書き方をしていますが、そんなことはありません。アナログであろうとデジタルであろうと最早シンセサイザーは立派に”楽器”としての地位を確立しています。
私にとってシンセは楽器の名においてピアノやバイオリン等の生楽器と同等の表現力をもっていると認識しています。
*シンセサイザー – Wikipedia
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