前回記事のNexus Playerについての補記です。
マルチメディアサーバ
Apple TVやPSVita TVのことを書きましたが、現在では同じような機能を持つデバイスは他にも存在します。

*Apple TV – Wikipedia
*Apple TV – Apple
*PSVita TV – playstation.com
据置きのゲーム機やビデオ機器あるいはテレビ本体にも主にネット接続を前提とした様々な機能やアプリが内蔵されています。各デバイスの違いを区別するのは発売時における機器の”名前”と”見た目”しか最早ないのではないでしょうか。
それらは全て、データの保存機能の有無による違いから”マルチメディアサーバ”または”マルチメディアルータ”と呼ぶべき存在だと思います。
それは、前記事で紹介したNexus Playerも同じです。ではこの新製品に何を期待するのか。
それは”汎用性”もさることながら、Googleならではのコンテンツと”使い易さ”です。
PlayStation 3
私は現在、音楽とビデオを視聴する際はPS3を主力として利用しています。何故ならPS3が音楽再生機としてもDVDプレイヤーとしても非常に優秀だからです。Blu-rayのソフトも視聴でき、これ1台で再生できないモノは無いと言っても過言ではありません。
*CDのリッピング機能も搭載されています。
*リッピング – Wikipedia
また、インターフェイスも操作性も優れていて使い易い点も大きなポイントです。

つまり私はPS3を単なるゲーム機ではなく、非常に優秀なマルチメディアサーバとして使用しています。後継のPS4も発売されていますが、現状のPS3に満足しているので買い替える予定は今のところありません。
*PlayStation 3 – Wikipedia
*PlayStation 3 – playstation.com
*ちなみに私は自室用と客室用に計2台のPS3を設置しています。自室ではピュアオーディオに接続して悦に入り、客室では40型TVに接続して接客の際に活用しています。
*悦に入る(えつにいる)- 悦に”浸る”は誤用だそうです。
PS3の評価
ただ残念なことに世間でのPS3の評価はゲーム機としての側面が主であり、せっかくの素晴らしい機能や性能に対して正当な評価が与えられているとは思いません。
これだけのハードを生み出した訳ですから、PS3の開発に携わったスタッフがゲーム機としての側面だけに焦点を絞っていたとは到底考えられません。
しかしいったん世に出た後の世間の評価は異なりました。あくまでもPS3はゲーム機であり、子供や一部のゲームマニアのためのハードであると。
*一部のオーディオや映像関係者の間では、それなりに評価されていたようです。それぞれの専門誌などではPS3の実力について取りあげる特集記事なども組まれることもあり、実際に目にしました。ただ、それが万人の認識にまでは広まりませんでした。
*これではまるで、かつてMSXで踏んだ轍を再び踏んでしまったようだと思うのは、、私だけでしょうね。
*因みに、DVDプレイヤーとしての機能が搭載されたPS2も当時の新規格であるDVDの普及に大きく貢献したことはよく知られています。

*PlayStation 2 – Wikipedia
PS3は販売台数だけを見ると十分に成功したハードですが、それでも正当な評価が得られなかったという意味ではもろ手を上げて成功とは言い切れないと私は思います。
ピュアオーディオや映像再生機としても十分に勝負できるマルチメディア機としての側面を世間にもっと浸透させることができていれば、一家に1~2台の販売数の達成も夢ではなかったのではないでしょうか。
*因みにPS3のオーディオとしての”音”とは、あくまで主観になりますが、1音1音がまろやかでありながらも全体にメリハリが効いた元気な音で、高音域から低音域までのバランスが良く聴き疲れのしない破綻のない音、というのが私の”オーディオ機”PS3に与える評価です。
*搭載しているDAC等も優秀なのでしょうけど、ピュアオーディオやウォークマンで培ったSONYならではの独自技術と”音作り”の上手さが反映されているのだと思います。
*DAC – Wikipedia
長くなりますので記事を分割します。続きは次回の記事でご覧下さい。
Share on Facebook