今回は少し趣向を変えてガジェットの紹介をします。まあ、ブログ記事としては定番ではないでしょうか。
microKORG
2002年にKORGが発表した小型のシンセサイザーで、アナログシンセをデジタル技術でモデリングしています。
当時としてもレトロなデザインで筐体の側面には本物の木製パーツが使われ、”ツマミ”には年代物のステレオに内蔵されたラジオのダイヤルのような部品が使われています。
*microKORG – KORG
*microKORG – KORG(旧サイト)
鍵盤の作りはお世辞にも良いとは言えないものの、そのサウンドは特筆すべきものがありアマチュアのみならずプロミュージシャンのライブでも使われています。
上下の動画は、いわゆる”打ち込み”による自動演奏です。
MIDI機器ですのでPCにも接続できDTMにも使えます。但し、やや古い機材ですのでUSB端子は非搭載です。
アナログモデリング”シンセサイザー”と呼ばれる所以としてこの機種にはオシレーター、フィルター、アンプと呼ばれる本物のアナログシンセの”音を作り、整え、出力する”ための仕組みが妥協することなく搭載されており、パネル表面部の”ツマミ”を回すことでリアルタイムに音が変わります。
正に”音”をシンセサイズするというシンセの醍醐味を味わうことが出来ます。この面白さは言葉では伝えにくいのですがGarageBandなどの安価な(というか無料)ソフトシンセがどれ程発表されようとも、今後もハードシンセは無くならないのではないかと私は思います。
*DTM – Wikipedia
*MIDI – Wikipedia
*打ち込み – Wikipedia
*アナログシンセサイザー – Wikipedia
*ソフトウェア・シンセサイザー – Wikipedia
*GarageBand – Wikipedia
次の動画ではDWGSと呼ばれるKORG独自のデジタル波形(波形メモリ音源の1種)を用いた音色が使われています。
1.オシレータ(各アナログ波形)→フィルタ→アンプ→耳
2.DWGS音源(各デジタル波形)→フィルタ→アンプ→耳
*アナログ波形といってもデジタルによるアナログモデリングですので、音の最初の出所は実際は全てデジタル波形です。
オルガンの音色を再現していると思うのですが、何とも言えない哀愁の漂う音色に私はノックアウトされました。購入に至ったのもこの音色に肩を押されたからだと思います。
*D.W.G.S.音源 – Wikipedia
*波形メモリ音源 – Wikipedia
次はdaft punkの”Something about us”をカバーした動画です。再現レベルが高いです。
ボコーダーとマイクが搭載されていることも大きな特徴で、発表当時は皆さんYMOの真似をしたのではないでしょうか。
今の若い方はYMO、知ってますかね? あの細野晴臣と坂本龍一と高橋幸弘ですよ。
*ヴォコーダー – Wikipedia
*DAFT PUNK – Wikipedia
*YMO – Wikipedia
ここで紹介したmicroKORGにはmicroKORG XLという後継機種が発表されており、こちらも別の個性を持った素晴らしいシンセサイザーです。
今後、このブログではシンセサイザーをはじめ私が面白いと思う様々なガジェットも紹介していく予定にしています。
Share on Facebook