今回も趣向を変えてブックレビューなどを試みてみようと思います。
栄えある第1回目は”やはり”このタイトルです。
めぞん一刻
*めぞん一刻 – Wikipedia
”うる星やつら”に次いで、高橋留美子の長編作品としてデビュー2作目となる漫画です。
老アパートの”一刻館”を舞台にして主人公の五代裕作とヒロインの音無響子を中心に物語が描かれています。
個性豊かな住人達とのドタバタ劇など典型的なラブコメ漫画で、物語全体が主人公を含むキャラクターたちの青春グラフィティとなっています。
*いや典型的というにはヒロインが未亡人であったり、キャラクターたちがほぼ全員”大人”だったりと現在のラブコメの典型からは外れている部分もあります。
*作中でも示唆されていますが夏目漱石の”こころ”をモチーフにした描写も描かれています。
*こころ – Wikipedia
TVアニメや実写のTVドラマや映画など、漫画を原作とした映像作品も制作されました。アニメ版では安全地帯や村下孝蔵、来生孝夫など当時の人気ミュージシャンが主題歌を担当したことでも話題を呼んだと思います。
主題歌に純粋なアニソン以外の楽曲を積極的に用いたTVアニメとしては同時期に流行ったCITY HUNTERとともに先駆け的な作品ではないでしょうか。
*アニソン – アニメ主題歌、挿入歌の俗称
*CITY HUNTER – Wikipedia
メゾン松原とめぞん一刻
白状しますと、”メゾン松原”の名称はこの”めぞん一刻”の名前にヒントを得て管理人の私が命名しました。
メゾン松原の建物竣工前に、考えられる限りの名称を検討したのですが、当時まだ小学生だった私の案が採用されるとは思っても見ず、嬉しさ以上に驚いたことを覚えています。
今では”メゾン〇〇”という名の集合住宅はどこにでもありますが、当時はまだ珍しい類の名称で言葉の響きも良かったのが採用の決定打となったのかもしれません。
何だか”ぶっちゃけた感”が強いですが”やはり”というのはそういう意味で、管理人の私にとって”めぞん一刻”は忘れることのできない作品の一つです。
私の夢の一つとして、”一刻館”の住人達のような人間関係がメゾン松原でも実現できればこんなに面白いことはないと思うのですが、それはやはり難しいでしょうかね。
ただ、そのような環境作りに向けての計画は練っています。
高橋留美子という作家について
言わずと知れた漫画界の巨匠で、アニメ界にも多大な影響を及ぼした存在でもあります。おそらく”オタク”や”萌え”の概念は、ある意味この方が起源なのではないでしょうか。
それはさておき、高橋留美子のデビュー当時の作品には管理人の私も当時はまりまして、単行本は”うる星やつら”、”めぞん一刻”、”るーみっくわーるど”等、初期作品はほぼ読んだと思います。
独特の世界観と絵のタッチに魅せられた訳ですが、作品から感じた”勢い”や独特の”色気”など、当時の爆発的な”パワー”はもの凄いものがあったと思います。
このことは高橋留美子に限らず、他の作家にも共通することですが、デビュー時にしか放つことのできない作品から感じる”オーラ”というものは確かにあると思います。
*高橋留美子 – Wikipedia
P.S.
書籍表紙の使用について、、
知的財産権には抵触しないよう努めていますが不文律で引かれた一線の匙加減が私はよく分かっていません。
万一、著作権など権利を有する方がこれは認められないという表現や画像の使い方がブログ内にあった場合は即時に該当箇所を消去しますので、管理人までご連絡下さるようお願い致します。
尚、商品画像やロゴ等を金銭の授受など営利目的で使用することは一切ありません。また、権利者の方の不利益に繋がるような内容の記述をすることも一切ありません。
*このブログでの掲載記事は主に、管理人の私が感銘を受けたり、あるいは強く影響を受けたモノのみを題材に取り上げます。知的財産に関わるモノに関していわゆるネガティブキャンペーンは一切行いません。
商品画像やロゴに関しては、紹介や説明をするに当たり最低限必要と思われる範囲内での使用を心掛けています。
Share on Facebook