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ご覧のカテゴリーは「ギャラリー」です。

私家版「名古屋観光ガイド」郊外編

February 15th, 2016

三重県菰野町にある御在所岳(標高約1210m)。鈴鹿山脈の主峰。

(下の写真中央の山は御在所岳ではなく、御在所岳ロープウェイから見た別の山)

御在所岳"

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

名古屋駅から近鉄電車で約1時間の距離にあり、電車一本(四日市駅で乗換えは必要)で大自然を満喫することができます。麓の駅から山頂までロープウェイで一気に登ることができ、眼下には四日市市の街並みや遠くは名古屋市街を望むことができます。

三重県 菰野町 eos5d2 ef17-40mm f4

この日の平野部の気候は穏やかだったのですが、山頂付近になると急激に天候が怪しくなり、瞬く間に辺りは雪景色へと変化しました。

暖冬の中にあっても流石は1200m級の冬山です。でも山頂に着いてからも1センチ程の雪が積もっている割には、見た目ほどに寒くはなかったです。

しかし視界が悪いのは如何ともし難く、山頂の食堂で豚骨ラーメン(まあまあ美味かった)を食べた後に、止む無くスグに下山。ロープウェイのゴンドラから望む、そこそこ臨場感のある動画を撮れたことが、唯一の土産となりました。

御在所岳"

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

御在所岳"

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

御在所岳"

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

三重県 菰野町 eos5d2 ef17-40mm f4

私事で恐縮ですが、小学生の頃に御在所岳の山上ホテル(現在は閉館したようです)に両親と宿泊したことがあり、その時に見た眼下に広がる(正に宝石箱をひっくり返したような)四日市の夜景と頭上に煌めく満天の星空に、圧倒された記憶があります。

上にも下にも広がる無数の星の煌めきに包まれ、まるで自分が宇宙空間に浮かんでいる様な錯覚に陥ったと記憶しています。誇張ではなく。

”記憶”と連呼するのは、遥か昔のことで、そういう体験をしたことは確かに覚えていても、そこでの感動について既に手応えとしては残っていません。

でも、その時の体験がその後の僕の進路を決定づけたことは間違いなく、自然科学という分野に強く意識が向くキッカケとなりました。結局、その進路は挫折を迎えることになるのですが。

御在所岳"

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

御在所岳"

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

御在所岳"

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

御在所岳"

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

下の動画は下山の様子です。

ゴンドラ内のアナウンスの音声に耳を傾けながらロープウエイの乗車気分を味わって下さい。

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

三重県 菰野町(eos5d2 ef17-40mm f4)

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宮本京子さん

February 11th, 2016

先日、東京の六本木にあるPiano Bar IZUMIというお店で開かれたライブの様子から、ボーカルに宮本京子さんをメインに迎えたシーンを中心にお届けします。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

Piano Bar IZUMI。東京六本木にある老舗のライブバー。

店内のインテリアは船の内部をイメージしていて、木の素材がふんだんに使われています。店内は驚くほど灯りが落とされているのですが、白熱灯を思わせる幾種もの照明によって空間全体が暖色系に彩られています。

店内に入り、ソファーに腰を掛けた瞬間にまるで自宅のリビングルームに帰って来たかのような暖かな印象を受けました。いや自宅のリビングはこんなに豪華ではありませんけど(笑)

Piano Bar IZUMI

東京 六本木(eos6d ef28mm f1.8)

Piano Bar IZUMI

東京 六本木(eos6d ef28mm f1.8)

また、店内は決して広くはないのですが、コンパクトに纏まった空間が逆に演奏の皆さんや同席した他のお客さんとの距離を狭めてくれる感じがしました。

ライブという特別な空間、そして音楽を通して同じ時間を共有した者同士で、まるで昔馴染みの間柄のような錯覚さえも感じさせてくれる不思議な印象を持ちました。

Piano Bar IZUMI

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

今回のライブのバンドメンバーの皆さんです。

金丸俊史(g) 、北條直彦(p)、 香川裕史(b)、 関根英雄(ds)

宮本さんにお聞きした話によると、これ程のキャリアを積まれたメンバーが揃うことはなかなか無いということで、共演させて頂くことが名誉なことだと仰っていました。

金丸さんは今回のライブのバンマスであり、またこのIZUMIのオーナーの大石さんと共にプロデューサーを務められているということです。

Piano Bar IZUMI

東京 六本木(eos6d ef50mm f1.4)

それにしても皆さん”色気”がありますね。

誰の言葉か忘れましたが、人物を撮る際の心構えとして”異性を撮る時はその人に恋をし、同性を撮る時は憧れを持つ”と良い写真が撮れるそうです。僕も全くの同意見なのですが、この日のジャズマンの方々を撮らせて頂き、改めて箴言だと感じました。

Piano Bar IZUMI

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

まだまだ”色気ある”写真があるのですが、このブログ記事の主役はあくまで”宮本京子さん”ですので、この辺で止めにしておきます。

Piano Bar IZUMI

東京 六本木(eos6d ef50mm f1.4)

ライブ会場は満席状態で盛況を見せたと思います。

先程も書きましたがIZUMIの店内は決して広くはなく、良い意味でこじんまりとしていて演奏者と観客との距離が遠すぎず、でも近すぎることもなく適度な距離感を持ったライブ会場として、非常に優れた空間だと感じました。そのお陰で大迫力の演奏を楽しむことができました。

宮本京子"

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

また、ステージの合間合間には演奏者の方々が客席までやって来て一緒にお酒を飲みながら会話が出来るので、ライブに来たというよりは個人宅のゲストルームに招かれて、そこで顔見知りのミュージシャンが演奏しているという雰囲気で、これ以上アットホームな空間は無いと言っても過言ではないかもしれません。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

僕自身は初めて訪れるお店にも拘らず、隣席させて頂いた男性を始めとして同席した多くの方々やお店のオーナーの方とも会話をする機会を頂き、ひとりで小さなライブ会場に赴いた時にありがちな疎外感を感じることは全くありませんでした。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

僕としては、この日のライブに誘って頂いた宮本京子さんと言葉を交わすことができたことが最も嬉しかったのですが、その宮本さんの紹介の形で他の歌手の方達とも顔見知りになれたことも嬉しい驚きでした。

この日のライブは、メインボーカルとして宮本さんの他にもう一方の田口理恵さんという方と、深夜セッションに入ってからは原ゆかりさんと浜田ゆきさんという、もうお二方の歌手の方の演奏も聴くことができ、一晩で4人もの歌手の方の歌声を楽しむことができました。

なんとも贅沢な話だと自分でも思います。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

当たり前の話かもしれませんが、皆さんそれぞれに個性が違っていて、同じ場所、同じバンドをバックにして歌っても、これほど印象や場の雰囲気・空気感が異なるものかと感慨深いものを感じました。

また、ステージでの立ち居振る舞いやマイクを握った瞬間の店内の空気の変化など、確かに感じ取ることができたと思います。

場を支配することの意味を考える機会を得られたとも感じました。そのことについて、前述の原さんに質問してみたのですが、それはステージでは大事なことの1つだと仰っていました。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

僕は撮影者としての視点があるからなのかもしれませんが、被写体となる方の持つその人にしかない個性(ほかに言葉が見つかりません)を何とか見つけたいと思うのですが、この日の晩の撮影では全くの杞憂で皆さん個性の塊のような方達ばかりでした。正にプロフェッショナルです。

*この日のライブでは田口さん、原さん、浜田さんの写真も撮らせて頂きました。掲載許可を頂くことが出来れば、いずれ別記事で紹介したいと考えています。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

以降は、宮本京子さんのステージでの姿をメインにお届けします。いわば”宮本京子 写真集”と言っても良いでしょう。

宮本さんの表情の大きな特徴として(あくまで僕の主観です)非常にクールで都会的な部分と、それと相反してまるで少女の様に無防備で朗らかな、この笑顔に象徴される屈託のない部分ではないかと考えています。

個人的な希望としては、”クールな宮本京子”の姿も写真に収めたいと思っていますが、未だそれは叶えられていません。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef28mm f1.8)

これは持論ですが、人の持つ喜怒哀楽に代表される様々な感情のうち最も分かりやすく魅力的な表情として表れるものが笑顔(喜・楽)とするならば、それ以外の感情に由来する表情をカメラで(それも魅力的なものとして)捉えることはモデルと撮影者との間にそれなりに近い関係性がなければ撮れないのではと考えています。(スイマセン説明がクドくて)

*写真投稿サイトなどで恋人や奥さんの魅力的な表情を捉えた写真を投稿している人がいて、メチャメチャ羨ましいです。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

この”宮本京子”というシンガーはステージに立っている最中、時折に爆発的な輝きを放つ瞬間があります。それはライブ会場に足を運ばれた方ならお分かり頂けると思います。

宮本さんをライブで撮らせて頂くのは今回で2回目なのですが、前回の撮影後に僕なりにこの女性の持つ本質的な魅力を研究した上で臨んだ今回の撮影では、その一瞬の輝きを僅かながら捉えることに成功したのではないかと思っています。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

それでも、ライブ中に僕が見た宮本さんの最も魅力的な瞬間を捉えることは出来ませんでした。しかし、それでイイのだと納得もしています。僕は宮本さんのライブを聴きに来ているのであって写真撮影はあくまで第二義的な僕の趣味です。

ただこの日は興が乗り過ぎてしまい、かなり前のめりで撮影していたと思います。その時の自分の姿を想像すると恥ずかしく、また同席された他のお客さんや演奏者の方々にもご迷惑をお掛けしたことを反省しています。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

また勘違いしてはいけないのは、ここで紹介する写真を撮影できたことは決して僕の実力ではないということです。僕自身、良い写真が撮れたと思い込み、自分の腕が上がったと過信してしまいがちなのですが、、

ステージに立つシンガーは、もうそれだけで魅力に溢れ光り輝く存在です。その場所に立つまでに、どれほどの研鑽を積み自身を磨かれてきたのか、僕などには計り知ることはできません。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

それはまた、会場となったライブバーについても同様です。インテリアの隅々にまでプロの手が行き届き、ライティングに関しても驚くほど照度の落とされた中で非常に効果的にシンガーやアーティストにスポットが当たる様に工夫がなされています。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

この様な状況の中で撮影した写真が魅力的なものにならない筈がありません。僕はただ、カメラの性能を信じ、露出と構図を決めシャッターを切り続けただけです。

(これ程のモデルとロケーションを自分の力だけで見つけようと思ったら至難の技です)
(また現在の一眼レフカメラは飛躍的に性能が向上しています。何れ別記事で紹介します)

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

ライブ撮影が楽しくてちょっと浮かれ気味でしたが、今後もし撮影の機会が得られるならば、ライブという空間をプロデュースし、そこに出演する全ての方達への敬意の気持ちを忘れることなく、”撮影させて頂いている”という姿勢で丁寧に撮影に臨みたいと考えています。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

ライブ撮影に限った話ではないかもしれませんが、人を撮らせて頂く時、それもプロの現場の姿を撮らせて頂く時の”心構え”の様なものが、今回撮影させて頂いたことで個人的に少し掴めたのではないかと思っています。

*以上、クドい言い回しだとは自分でも思うけど、自戒の意味を込めてどうしても書かなければいけなかった言葉だと思うので書かせて頂きました。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

ただ、もう一言だけ敢えて付け加えさせて貰うなら、これ程に魅力のあるシンガーのライブでの姿を(僕の様なアマチュアカメラマンであったとしても)記録として残すことができたことには喜びを感じています。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

今回撮影させて頂いた写真の描写については、全ての写真でピンが甘く、露出設定についても未だ自信を持てないでいます。

繰り返しになりますが再び撮影の機会を頂けたなら、あくまで謙虚な気持ちをもって、アーティストの方々の魅力の本質に迫れるような描写を目指して撮影に臨みたいと思います。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef85mm f1.8)

写真はライブ終了後、演奏の皆さん揃っての記念撮影の様子です。

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef28mm f1.8)

宮本京子

東京 六本木(eos6d ef28mm f1.8)

●追記(2/27)
↓PV風スライドと写真ギャラリーを作りました。

宮本京子

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神戸三ノ宮ライブ

January 25th, 2016

先日、神戸で行われた”ひづきようこ”さんのライブに行ってきました。

ライブ会場は三ノ宮駅から程近い建物の地下にあるImagine(Restaurant & Live Bar)。フラワーロードを道なりに南に進み、神戸市役所横の公園の西隣という好立地にあります。

ちなみに、当日は大阪難波駅から阪神電車に乗車して神戸に向かったのですが、阪神なんば線初乗車の私にとっては三ノ宮が随分と近く感じました。

大阪難波駅というと、かつては近鉄電車の終点「近鉄難波駅」で路線延伸工事の末に阪神電車と接続されたのですが、私にとっては名古屋に向かう時に使う駅という印象が強く、ここから神戸に行けることが不思議に感じられました。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ひづきさんの存在はラジオ関西の”ハイサイ!KOBE”(現 ”ひづきようこの今宵の宴”)という番組で知りました。

第一印象は「可愛い声だな~」位にしか思わなかったのですが、聞いているうちに「意外とズバズバ発言する方だな~」という印象が加わり、”今宵の宴”以降そのイメージがさらに強まった感じです。

その可愛い声と姐さん肌の喋りのギャップが非常に心地よく、土曜夕方放送の”今宵の宴”はどうしても都合の付かない時以外は毎週聴いてます。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

歌手としてのひづきさんは、実はまだそれ程聴き込んでいる訳では無く知らない部分の方が多いのですが、現段階の理解としては歌謡曲を中心に”癒し系”の曲のイメージが強くあります。

”今宵の宴”の番組内でも生歌演奏を披露されるのですが、その美声に毎週癒されてます。

歌謡曲以外にアニソン(アニメ主題歌・挿入歌)も歌われるのですが、ラジメニアリスナーの私にとってはそちらもツボにはまってます。これだけの美声で癒し系でアニソンを好んで歌う歌手というのはひづきさんの他にいないのではないでしょうか。

この日のライブも、第1ステージが歌謡曲、第2ステージがアニソンという構成でした。

*ラジメニア:同じラジオ関西の番組”青春ラジメニア”
アニメ・特撮をメインにした老舗の歌番組。ふたりのパーソナリティの掛け合いが絶妙で、アニメをほとんど観なくなった今も毎週欠かさず聴いてます(ちなみに私は15歳の頃からのリスナー)。ラジメニアについては長くなるのでいずれ別記事で紹介します。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ひづきさんのライブに行こうと私が思い立ったのが今月19日。ライブが22日なのでほんの3日前のことです。

事の発端は昨年末のクリスマスイブの晩に遡るのですが、実に17年ぶりに名古屋の栄でジャズの生演奏(ボーカルあり)を聴き、間近で演奏するプロのミュージシャンの迫力に圧倒され、場を支配する雰囲気と音楽に酔いしれ、素直に感動しました。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

そこで終わっていれば何のことは無かったのかもしれません。

しかし、偶然その場に居合わせたジャズボーカルの方から自身のライブに誘われ、年を跨いで再び名古屋(今度は覚王山)でプロの演奏の洗礼を受けることになりました。それもライブハウス最前列の特等席、手を伸ばせばボーカルに手が届く距離です。

若い女性ボーカルが熱唱し、同じく若いジャズマン達が表情を歪ませて演奏する姿を至近で目の当たりにし、感動よりも呆然とする自分がそこにいたと思います。一体自分は何なのだと。

それでも、帰宅し時間が経ち気持ちが落ち着くにつれて、やはりライブは素晴らしかったと思うようになりました。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

するとどういうことになるか。ライブを聴きたい衝動に駆られる自分がそこにいるのです。

実は名古屋の同じ方の紹介で、来月2月にも今度は東京でのライブに行くことになっているのですが、どうもそれまで待てそうにありません。

直近でのライブ(できれば近場で)は無いものかと思い、真っ先に思い浮かんだのがひづきさんでした(こんな書き方をするとひづきさんに失礼ですね。どうもすいません)。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ネットでひづきさんの情報を調べてみると、なんと3日後に神戸でライブがあるではないですか。

それと、これも先程の名古屋のジャズボーカルの方の影響によるのですが、ようやく私もfacebookを始めたばかりで、ライブの情報もひづきさんのFBを見て知りました。

3日後に迫るライブのチケットが果たしてとれるのか。ライブ会場に問合せることも考えましたが、どうせならダメ元でと思い、ひづきさんのFBに直接問い合わせてみることにしました。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

まさか返事は来ないだろうと思っていると、それ以上のまさかで何とひづきさんから直接返事を頂き、「あ、あの”今宵の宴”のひづきさんから返事が来た、、」と一人で舞い上がり、興奮しながら会場にも電話をして予約席を確保したという次第です。説明終わり。

これはfacebookが凄いのか、あるいは時代はここまで進んでしまったのか、はたまた歌手と呼ばれる職業の方に対して私の中で変に誤解があるのか、どれなんでしょうか。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ライブ当日は昼過ぎから神戸へと向かいました。大阪に住んでいながら神戸の街をちゃんと探索したことは無かったことに気付き、どうせならと三ノ宮駅から港の方へ徒歩で向かうことにしました。

道なりの途中、ライブ会場の建物の場所を確認してから、メリケンパークを経由してハーバーランドを目指します。目的地はハーバーランド内にあるラジオ関西のサテライトスタジオです。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ちなみにライブ会場横で神戸市役所南側の公園は正式名称が”東遊園地”と呼ばれ、”神戸ルミナリエ”の会場で有名な場所です。公園内にある阪神・淡路大震災の慰霊碑に初めて訪れ、一礼した後に港に向かいました。

*神戸ルミナリエ:阪神・淡路大震災の発生を契機に鎮魂と追悼、街の復興を祈念して震災で激減した神戸への観光客を呼び戻す目的で毎年開催されている。(Wikipedia)

単純に綺麗だからという理由で各地の大都市で開催される〇〇ルミナリエとは一線を画します。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

三ノ宮駅を降りてフラワーロードを南下している時も感じたのですが、神戸の街は高層建築の密度が高まり随分と都市化が図られた印象です。

震災後2年程経った頃に、父と一緒に三ノ宮駅周辺を歩いた時には未だ震災の傷跡が残り、高層建築も神戸市役所くらいしか目に付かなかったと記憶しているのですが、その頃と比べると今はまさに大都会の様相を呈していると感じました。

それでいて、道路は空間が広く確保され落ち着いた印象を受けました。やはり震災を受けて整備が進んだのでしょうか。報道では、それに関しても色々な問題があったと聞きましたが。。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

メリケンパークに到着し、まず三ノ宮駅から港までの近さに驚きました。徒歩で苦も無く来れる距離です。道なりの街並みは綺麗だし、大阪の人間としては素直に羨ましく思いました。

三ノ宮方面から入ってきたので、最初に訪れる場所が神戸港の震災慰霊碑です。正式名称は”神戸港震災メモリアルパーク”。震災直後の神戸港の被害状況がそのままの状態で保存されていて、またそこからの神戸港の復興の軌跡がパネル展示されています。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

この時点で”神戸ポートタワー”の姿が大きく視界に入ってきていて、この日は屋外での撮影は予定していなかったのですが、やはり撮影者としての衝動には勝つことができませんでした。バックパックに積んだカメラを取り出し撮影を始めます。

実はこの日のライブに合わせ、新兵器を投入しました。といっても発売から3年以上経過しているのですが、高感度撮影に優れサイレントシャッターも搭載したキャノンの一眼レフカメラです。

それなりに値段も張るので購入までに2年悩みましたが、前述の名古屋覚王山での経験を踏まえ、ライブ撮影に強い機種でもあるということで購入を決めました。

*覚王山ではライブの状況を撮影させて頂きました。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

この日が初めての実戦投入でしたが、キャノンのカメラは操作が簡単で慣れていることもあり、特に違和感なく撮影できました。

もちろん、この日のライブで撮影を許可して貰えるという保証はこの時点で全くありませんでしたが、万一の時に備えて神戸の街並みの撮影が良い予備練習にもなりました。

既に夕暮れ時に差し掛かり始めていて夕景から夜景へと進む中で、薄暗い環境での撮影の練習としてはうってつけでした(こう書くと今度は神戸の街並みに対して失礼ですね)。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

神戸の港はやはり雰囲気がありますね。昨年クリスマスの日に横浜に行った時もこの日と同じく夕暮れ時でしたが、同じ大都市の港町としてよく似た部分もあれば、当然違う部分もあります。

横浜にしろ神戸にしろ私にとってはあまりなじみが無く、詳しくは自分でも解っていませんが、やはりあの真っ赤なポートタワーが曲者のような気がしてなりません。

東京タワーの真っ赤なライトアップもそうですが、人として(生き物として?)夕闇や暗闇に浮かぶ真っ赤に染まる巨大な建造物には惹きつけられる何かがあるように思います。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ハーバーランドに到着し目的地として決めていたラジオ関西のサテライトスタジオも無事に拝むことができました(その小ささに驚きましたが)。

予定ではJR神戸駅から三ノ宮まで電車で引き返すつもりでしたが、想定外にハーバーランドまでが近かったためライブ開始まで時間が空いたので、今度は夜景を撮ろうと今来た道のりを逆に辿ることにしました。

やはり実際の街中での距離感は、地図で眺めているだけではダメで自分の足で歩いてみないと解らないものですね(この場合、車での移動はNGです)。

神戸

神戸(eos6d ef50mm f1.4)

メリケンパークよりハーバーランド方面を望む

神戸

神戸(eos6d ef50mm f1.4)

神戸ポートタワーの夕景

神戸

神戸(eos6d ef50mm f1.4)

そうこうしている内にライブ会場に到着。ライブ開始は7時半、お店のオープンは7時からということでしたが、この時点で7時少し前。しかし中からは既に演奏が聞こえてくる。

「これは、時間を間違えたか!?」と焦りましたが、扉を開けお店の人に予約している旨を伝え中に通してもらいました。取り敢えず席に着き暫く聴いていると演奏がとぎれとぎれに、、

どうもライブ前のリハだったようです。平日ということもあり、この時点では店内の客はまばらで(というかお店やひづきさんの関係者だけで客はまだ私一人だったかも)、当のひづきさんも何度か私の方へ視線を送って頂き、それだけで何だか得した気分になりました。

ひづきさんからは直接「すいませんリハで、、(もうすぐ始まりますから)」的なことを言って頂き、私の方は何だか申し訳なく「いえいえ」とだけ返しましたが、内心では”むしろリハーサルの様子を見れてラッキー”と思っていました。

神戸

神戸(eos6d ef28mm f1.8)

ライブ会場の様子です。左がひづきようこさん。右がギタリストの田村太一さんです。

先程も書きましたが、この日は第1ステージが歌謡曲、第2ステージがアニソン中心の構成となっています。それぞれでお二人のユニット名が異なるという説明が田村さんの方からありました。

 第1ステージ:Never be away (歌謡ユニット)
 第2ステージ:One Moon (大人のアニソン)

田村太一さんの太”一”と、ひづきさんのひ”づき”を繋げて、”一つき”→”1月”→”One Moon”というユニット名になったそうですが深い意味は特に無いとのことです。”Never be away”については「会場を絶対アウェイにはしない」とのことでした。

神戸

神戸(eos6d ef28mm f1.8)

ライブが始まり、暫くはひづきさんのMCが続くのですが、間もなくして田村さんとの掛け合いが始まります。掛け合いと言っても曲ではなくトークの方ですが、これまた息がピッタリでまるで夫婦漫才のようでした。

それもその筈で、ユニットを結成してからの期間も結構長いみたいでUSTREAM内でユニットとしての番組も持っているようです。その様子をYouTubeで数話のみですが見ることができます。

この田村さんですが、話を聞いていると恐らく私と同世代か下手するとタメかもしれません。MCの曲紹介の中でご自身の思い出話なども話されるのですが、どうも私の記憶と被る場面が何度もありました。

神戸

神戸(eos6d ef50mm f1.4)

今回のライブで田村さんの存在は初めて知ったのですが、ひづきさんのMCによるとあちこちで”引っ張りだこ”の人気ギタリストということです。

実際に間近で聴いた印象としては”非常にエロいギターを弾くなー”というのが正直な感想で(もちろん最大の褒め言葉です)ひづきさんの歌唱も当然素晴らしいのですが、田村さんの演奏には一言で言って惚れました。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ひづきさんもMCで話していましたが、上のUSTREAMの動画の頃と比べると随分と貫禄が付いたように見えますが(私も人のことは全く云えません)やはりプロのギタリストの演奏する姿というのは様になります。

ひづきさんとは対照的にライトがあまり当たっていなかったので(笑)顔に影が落ち表情が判りづらいのですが、顔を歪ませて演奏する姿には目を離さずにはいられない迫力があります。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ギターソロの場面は正に圧巻でした。

ライブ前のリハでは音が大きすぎるかなとも感じたPAもこの頃には耳に馴染み、また私の席が最前列中央の特等席を確保して頂き間近で演奏を聴くことができたこともあるかもしれませんが、一人の人間がギター1本でこれほどまでの表現ができることに素直に驚きました。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ライブ会場に足を運んだほとんどの観客は私を含め、おそらくひづきさんだけを目当てに来ていると思うのですが、個人的にはこの田村太一というギタリストの存在を憶えることができたことも、今回の大きな収穫となったと感じています。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

ライブの内容ですが、前述の通り前半の第1ステージは歌謡曲中心の構成です。

初っ端の1曲目が小田和正(オフコース)の「生まれ来る子供達のために」でした。

ライブ当日は1月22日。震災のあった1月17日から1週間も経たないということでこの楽曲を選ばれたのだと思います。MCの中でひづきさんも被災されたと話していました。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

私事で恐縮ですが震災のあった1995年の新春当時、福岡で大学生をしていた私は地元の成人式に出席するために大阪の実家に帰省していました。式後に少し体調を崩し暫く実家に留まることも考えましたが、当時所属していた大学ボート部の”初漕ぎ”に出る為に震災前日の1月16日の最終の新幹線で福岡に戻りました。

ですので、私は震災をリアルタイムでは経験していません。あくまでテレビや新聞の報道の中で知っただけです。その時の印象としては、、対岸の火事としか捉えられなかった自分自身に虚しさを覚えたことを記憶しています。

しかしこの時初めて、私の中で神戸という街を強く意識したのだと思います。私の中での数少ない神戸の思い出として、小学1年の頃に父に連れて行ってもらった”ポートピア”の記憶が急に蘇ってきて、昔の神戸の思い出と震災とが結びついた時、悲しかったことを思い出します。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

話はライブに戻りますが、1曲目の「生まれ来る子供達のために」を聴きながら、早くも心を鷲掴みにされました。というのも小田和正&オフコースは私が中学生の頃によく聴いていて、この曲もお気に入りの曲だったからです。

ただ、”Never be away”の名の通り、この曲は私に限らず多くの人にとっても少なからず思い入れのある曲でしょうけど。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

2曲目以降も往年のヒット曲の演奏が続きました。ほとんどが知っている曲ばかりで、今ここで曲目を書き出そうと思うのですが、自分でも不思議なことにスッと出てこないものですね。

何故かということですが、1つにライブ中は歌や演奏そのものに集中しているのと、また1つにひづきさんの一挙一動と表情を見逃すまいと集中していること、そして私の場合は撮影にも心を割いていることで、曲目を覚えるまで頭が回らずキャパオーバーということだと思います。

2番目の”ひづきさんの一挙一動と表情”の下りですが、これだけの美人で歌う姿にも魅力のある方ですから、私の頭の容量を越えても致し方ないと思いますが如何でしょうか。ひづきさんの顔かたちはラジオ関西のHP等で拝見して一応は知っていましたが、実物もやはり美人な方でした。

*撮影について
ライブのリハーサル中にお店の方とひづきさんに撮影の許可を頂きました。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

気になるのは、前半の第1ステージ最後(だったと思います)の楽曲で松田聖子の「SWEET MEMORIES」を歌う際に、ひづきさん自らのMCの中で”松田聖子ちゃん”と紹介していたのですが、、ひづきさんってお幾つなのでしょうか。

まあ松田聖子は私の世代にとってはやはりアイドルといえばこの人以外に考えられないし、それにいろんな世代にとって松田聖子は”聖子ちゃん”だし、、って自分でも何が言いたいのかよく解りませんが。

いずれにしろ、ライブの様子を撮影しながら、ひづきさんの表情を何とか捉えようとする中で思ったのは、ひづきさんという方は大人の女性の表情と少女の様な表情が極端に交錯するということです。これは中々驚くべきことではないでしょうか。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

第1ステージが終わり、休憩となる前にひづきさんは観客一人ひとりに声を掛けていました。初めてひづきさんのライブに出席した私にも声を掛けて頂き、挨拶を交わしました。

なんてサービス精神豊かな方だろうと感心というか感激しました。粗相のないようにと何とか”普通に”話したつもりですが、私の努力が報われたかどうかは判りません。

ただ、ステージ上までの距離も結構近かったのですが、面と向かって至近で見るひづきさんは(当たり前ですが)等身大の女性で”とても自然な感じ”のする方でした。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

第2ステージが始まり、数々のアニソンの名曲が演奏されます。明らかにギターの田村さんのMCの機会が増えたように感じたのは私だけでしょうか。”ああ、この人、同じ世代だなー”と強く感じたのもこの時です。

ちなみに第2ステージ冒頭のひづきさんのMCで”なぜアニソンを歌うのか”という話題に触れていましたが、結論として”好きだから・歌いたいから”ということでした。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

一昔前ならアニメの曲と聞いただけで”ワンランク下の音楽”とか”子供の聴く音楽”とか偏見を持つ人間もいたかもしれませんが、アニメソングやアニメのBGMにも名曲または聴きごたえのある音楽は山のようにあります。

それにそもそも、特にこの国では、名だたる作曲家やミュージシャンがテレビ・映画を問わずアニメ作品に楽曲を提供したり音楽監督を務めることも数多くあります。

だからという訳ではありませんが、アニソンは少なくともこの国では十分に市民権を得ていて、むしろアニメ作品に楽曲を提供することこそが一流ミュージシャンとしての証という意味合いすらもかなり以前からあると思います。

神戸

神戸(eos6d ef85mm f1.8)

それに、やはりアニソンというのは幼少の頃や10代の頃に聴いた記憶が色濃く心の中に宿っているため、特に思い入れの強い曲が誰にとっても多いと思います。

その意味で、ひづきさんのようにアニソンをメインにした音楽ライブがもっと多くのミュージシャンの間で増えたとしても不思議ではないし、音楽のジャンルを越えた色んなアニソンの形があれば是非とも聴いてみたいとも思います。

神戸

神戸(eos6d ef50mm f1.4)

急遽に思い立ち出席したライブでしたが、やはり来て良かったです。

神戸という街に初めて本当の意味で訪れ、この街での初めての身の拠り所が出来たような感じがしています。同じ場所で2か月後にライブがあるということですが、また来ようと考えています。

神戸

神戸(eos6d ef28mm f1.8)

最後にライブアンコールで歌われた曲を動画で紹介します。

写真撮影の許可は頂きましたが、流石にライブで動画撮影はNGだろうと思い自粛していました。ですが会場を見ると明らかに動画撮影している人を見かけ、半ば衝動的に撮影に踏み切った動画です。なので、曲の途中からですが当日のライブ会場の雰囲気は伝わると思います。

*非公開にしました(1/28)

Vocal:ひづきようこ Guitar:田村太一
作詞 :園山俊二 作曲:かまやつひろし 編曲:田村太一

2016年1月22日 神戸 イマジン (Restaurant & Live Bar)

撮影:桑田佳和 eos6d ef85mm f1.8

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名古屋覚王山 Jazz live

January 14th, 2016

今月の9日~12日にかけて名古屋に行ってきました。

昨年末クリスマスイブの晩に栄のjazz inn lovelyでライブを聴き、カウンター席で東京行きの夜行列車の出発待ちをしている時に、その場に居合わせたジャズボーカルの方に”自身のライブに来ませんか”と誘われたのがきっかけです。

この時は、まさか2カ月続けて名古屋に来るとは思いませんでしたが、やはり誘われたら行くしかないでしょう。プロの歌手の方に直接声をかけられるなんて光栄は滅多にないことですしね。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

ライブ会場は覚王山にあるライブハウス”STAR★EYES”です。地下鉄東山線の覚王山駅から南西に徒歩5分程の所。名駅や栄からは電車1本で来ることができ、また東山公園も近く、非常に好立地な場所にあります。

かつて学生時代に吹上にアパートを借りていた頃、自転車で千種区周辺を走り回っていた時に偶然に一度お店を訪れたことがありました。いや多分ここだと思います。自転車と徒歩では距離感が違うのか、もっと駅前にあったと記憶していたのですが。

今回は17年ぶり2度目の訪問となります。←どこかの弱小球団の優勝回数みたいです(笑)

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

赤い服のボーカルの女性がjazz inn lovelyで声を掛けて頂いた方です。お名前は宮本京子さん。名古屋を拠点として活躍されているみたいです。

ライブ前には一応挨拶を交わしたのですが、華やかな衣装を纏った宮本さんの姿を前にして舞い上がってしまい、情けないことにろくに言葉を発することができませんでした。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

*撮影について
ライブの撮影は多くの会場で断られることがほとんどですが、この日はライブ前に宮本さんやお店の人にも許可をもらい撮影させて頂きました。

ただ、シャッターなどの機械音が響いてはいけないと思いミラーアップの状態でフォーカスもマニュアルという撮影スタイルで臨み、構図や焦点合わせはアバウトで”勘”に頼った撮影となったため、写真の出来の良し悪しは運しだいという何とも歯がゆい撮影となりました。

ここからはバンドメンバーの紹介。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

崎田治孝(ds)

名古屋

覚王山(eos5d2 ef50mm f1.4)

ライブ中のMCは全てボーカルの宮本さんが担当されていましたが、途中バンドメンバーの紹介の段でメンバーの方それぞれが自身の宣伝を兼ねた自己PRをされたのですが、この崎田さんは近畿地方の出身ということで”関西のノリ”で笑いをとっていました。

バンドの中に特に大阪出身のメンツがいると同じような”流れ”になることがありますが、どちらかというと硬派な印象のあるジャズライブでもお笑いの要素はやはり需要があるのでしょうか?

ちなみに一応は私も大阪出身ですがお笑いの”素質”は持ち合わせていませんので、私に大阪人のノリは期待しないで下さい。当然のことながら大阪にもいろんなタイプの人間がいます。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef50mm f1.4)

*ジャズライブのMCとしては、アニメ声優でもある岩男潤子さんのプロデューサーでバンドメンバーでもある川村竜(b)氏の喋りが印象として強くあるのですが、全般として和気あいあいとしているものなんですかね。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

平光広太郎(p)

名古屋

覚王山(eos5d2 ef50mm f1.4)

私の席からは遠く、また照明も決して良くなかったために平光さんの表情を捉えることには苦心しました。会場の隅に追いやられてしまうのは、ピアノという楽器の大きさゆえの宿命なのでしょうか。

ただ後に紹介するライブ途中のサプライズの場面では、この平光さんは非常に朗らかな表情をされていて場を一層和やかなものとしていました。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef50mm f1.4)

出宮寛之(b)

名古屋

覚王山(eos5d2 ef50mm f1.4)

ベースの場合は立ち姿勢ということもあって”動き”のある絵が撮りやすく感じます。またこの出宮さんは見ての通りイケメンということもあり自然と絵になります。

ちなみに前述の川村竜氏と髪型が被るのですが、ウッドベースの方の間で流行っているのでしょうか。それともやはりこのスタイルが演奏しやすいということでしょうかね。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef85mm f1.8)

間奏中も宮本さんは笑顔を絶やさず、会場やバンドメンバーの演奏にも目を配っていました。その様子を何とかカメラに収めようとしたのですが、私の拙い撮影技術ではそれを捉え絵にすることは出来ませんでした。

むしろ宮本さんの表情が判らない下の写真が、見る者の想像を掻き立てる1枚となったと思います。まあ逃げの1枚でもあるのですが。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

宮本さんの誕生日を祝う様子です。サプライズとしての仕掛けだったらしく宮本さん自身は満面の笑みでした。この時は私だけでなく、会場の多くの方がカメラを向けていました。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

もちろんバックには”Happy Birthday”の生演奏が流れています。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

先程も書きましたが誕生日を祝うバンドメンバーの表情が温かい。特にピアノの平光さんの表情が柔らかくて良いです。ただピンは合ってませんが。

宮本さんの表情も正にサプライズの決定的瞬間を体現していて非常に良いです。本人には怒られるかもしれませんが。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

この場面に居合わせた自分まで何だか幸せな気分になります。こんな風に人の誕生日を祝ったことなんて一体いつ以来でしょうか。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

最後に、”歌手 宮本京子”の歌う姿を紹介します。

プロの歌い手が歌唱だけでなく自身の歌う姿をどれほど意識しているのか私には判りませんが、この宮本さんは歌声のみならず歌う姿にも非常に魅力があります。

また私の席が最前列ということもあり、宮本さんの歌いっぷりと熱唱するその姿の迫力には圧倒されました。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef50mm f1.4)

ただこの日はライブ前半、撮影に心を割いたために会場を包む”空気”に乗り遅れてしまい、まるで途中参加したような気分になってライブに没頭することができませんでした。これではいけないと思い、何とか遅れを取り戻そうと途中からは撮影を中止しました。

この日一番の盛り上がりを見せた第2ステージの終盤にこそカメラを向けるべきだったのかもしれませんが、ついにその間にカメラを手に取ることはありませんでした。

特に、他のバンドメンバーのボーカルへ向けられる視線には鬼気迫るものがあり、セッションの中で一瞬の間合いを外すまいとボーカルの口元に視線が注がれていたのだと思いますが、あの表情を捉えることができなかったことが今回の撮影の最大の心残りです。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef50mm f1.4)

これだけのパフォーマンスを目の当たりにしながらカメラを向けないことは普段の私からは考えられないことで、ライブ直後は激しく後悔しましたが今は逆にそれで良かったと思っています。

むしろこの日は撮影は一切抜きで、最初からライブを観て聴くことだけに集中すべきだったのかもしれません。ライブに集中しながら撮影にも臨むなんて芸当は今の自分には土台無理でした。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef50mm f1.4)

話は変わって、これは以前にも書いたことですが、人を撮影することがこれ程楽しいこととは思いませんでした。いやむしろ、それこそが写真の醍醐味とさえ今は感じています。

普段私は風景写真を撮る機会がほとんどですが、特に都市風景の撮影では道行く人の姿が入り込むことが当然あり、その方が面白い写真になることが多いです。

ライブ写真やポートレイトの場合は、人が風景の一部では無く主題の中心になる訳で全く写真の趣旨が異なってきます。撮影中は被写体となる人物と積極的に対峙する姿勢となり、自分の中での被写体へのイメージがどんどんと膨らんできます。

よくポートレイトの撮影の心構えとして、被写体が同性の場合は”相手に憧れの気持ちを抱き”、異性の場合は”相手に恋していると思う”と良い写真が撮れると云われますが、私も同意見です。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef50mm f1.4)

ライブ中に私が感じた”歌手 宮本京子”の魅力はまだまだこんなものではなく、掲載した写真では表現できていません。またバンドメンバーとの掛け合いについても、撮影ポイントの関連もあって納得のいく写真を撮ることは出来ませんでした。

今回、撮影を許可して頂いた宮本さんとSTAR★EYESのお店の方には非常に感謝しています。ライブ撮影の機会が次に訪れるかどうかは判りませんが、今日の経験を踏まえて(機材の上でも心構えの上でも)万全の態勢で再チャレンジしたいと考えています。

無論、前述のようにライブに集中するか撮影に集中するかの究極の選択は迫られるとは思います。一般の方なら前者を選択するでしょうが、私の場合はまたとない機会にまたとない写真を残すことに無上のヨロコビを感じています。

名古屋

覚王山(eos5d2 ef28mm f1.8)

唐突ですが、やはりライブはいいものだなと思います。

上で没頭できなかった云々と書きましたが、それはその時に感じただけの些細な感情で今この時に思い返すとやはり、一時でも現実を忘れる夢のような時間を過ごしたのだと思います。

ライブに誘って頂いた宮本さんには本当に感謝しています。有難うございました。

*他の多くの思い出と同じようにリアルタイムでは気付けなかった何かに時間が経つにつれて逆に気付くこともあり、それほど濃密なものが短い時間の中に凝縮している、それがライブだと思います。だからこそ本来は、全ての感覚を研ぎ澄ませて会場に足を運ぶべきであると思います。

最後に、YouTubeに上げられている宮本さんの動画(音声のみ)を紹介します。

しっとりと、しかし力強く歌い上げる宮本さんの歌声が素晴らしいです。これを聴いたら多くの方が宮本さんのファンになるのではないでしょうか。

P.S.
最初はライブのある11日を目指して一晩だけ宿を取ろうと思いましたが、せっかくならばと名古屋を拠点に色々廻るつもりで3日間宿を取ることに変更。10日に伊勢神宮を参拝、11日の日中は私の生まれ故郷でもある四日市の西にそびえる御在所岳に行ってきました。

伊勢神宮と御在所岳については後日に記事にする予定です。今回の小旅行の締めくくりでありメインイベントの覚王山ライブの様子を、熱気の冷めない内にと思い取り急ぎお伝えしました。

この覚王山ライブは、今年最初の記念すべき1本目の記事となりました。

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名古屋 名駅周辺

December 31st, 2015

バンコク紀行の最終回で予告した通り、今月の24日から東京観光に行ってきました。

予定では3泊4日の行程でしたが、旅費を抑えるために”青春18きっぷ”と夜行列車を利用して移動し、実際には4泊6日の行程となりました。その間には名古屋近郊の親戚の家に泊めて貰ったりと名古屋でのストップオーバーの時間も含まれます。

具体的な移動手段は次の通り。

往路 ①大阪→名古屋(近鉄特急) ②名古屋→東京(夜行列車:ムーンライトながら号)
復路 ③東京→名古屋(新幹線) ④名古屋→大阪(近鉄特急)

”旅費を抑える”と書いた割に4つの行程のうち3つも特急を使っており、結果として安いどころか寧ろ高いのでは?と疑問符の付く移動方法となりました。仔細は後述します。

兎にも角にも旅の最初の訪問地である”名古屋”を紹介します。

名古屋

名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)

丸いツインタワーはJRセントラルタワーズでJR名古屋駅の駅ビルです。もう16~7年前になるでしょうか、私が名古屋にごく短期間ではあるものの住んでいた頃にこの建物が建設された時には、若干の驚きと何かワクワクした気持ちを抱いたことを思い出します。

名古屋

名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)

名古屋の街にとっては実質的な最初の超高層ビルです。日本第3極の大都市圏の中枢でありながら(栄のテレビ塔を除けば)目立ったランドマークの無かった名古屋の街にとって、新しい何かが始まると期待させる程の圧倒的な規模の建築物です。

名古屋

名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)

その後の名駅周辺の再開発はすさまじい勢いで進み、今では単独のランドマークというよりは超高層ビル群の一角を占めるツインタワーという位置付けに変わってきています。それでもその存在感は十二分に健在です。

名古屋

名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)

ミッドランドスクエア。”豊田・毎日ビル”という名で記憶していたのですが、いつの間にそんな小洒落た名称になったのでしょうか。こちらもずば抜けた規模の建物です。

奥にはスパイラル状の形をした斬新かつ奇抜なデザインのモード学園の建物が見えます。

名古屋

名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)

名駅の桜通口前で昔ながらの馴染のある建物というか構造物としては、駅前ロータリーの円錐形のモニュメントのみとなってしまいました(笑)

後に紹介する東京駅前の変貌ぶりも大したものですが、名駅前もほんの15~6年でここまで変わるかと驚くほどの激変ぶりです。

名古屋

名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)

10年近く前の話ですが、前述の名古屋近郊に住む親戚に対し”名駅前が東京の新宿みたいだ”といった趣旨のことを私が言ったら、”それは言い過ぎ、せいぜい渋谷ぐらいでしょ”と返されたことがあるのですが、2015年現在の名駅について同じ質問をしたら、別の答えが返ってくるのではないでしょうか。

名駅から南側に1kmと離れていない”ささしまライブ”と呼ばれる地区の開発が進み、そう遠くない未来に名駅周辺のビル群と一体化した暁には、正しく新宿と同等規模の街並みが形成されたとしても不思議ではないと思います。

ただそこが、栄のような人の血の通う場所になるかどうかはまた別の話です。箱モノを作り見かけだけ立派な街並みを形成したとしても、そこに暮らす人間が幸せなのかと問われれば、その答えは人により千差万別だと思います。

名古屋

名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)

余談になりますが、名駅の撮影で使用したレンズは28mm。それなりの広角レンズで撮影していながらこれだけの大迫力の絵面になることからも、名駅周辺の建物群の規模の大きさが測れるというものです。

*人間の視野角と同等と言われる標準レンズは50mm。それよりも広角のレンズでは全ての被写体が実際よりも小さく写ります。

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