バンコク紀行の最終回で予告した通り、今月の24日から東京観光に行ってきました。
予定では3泊4日の行程でしたが、旅費を抑えるために”青春18きっぷ”と夜行列車を利用して移動し、実際には4泊6日の行程となりました。その間には名古屋近郊の親戚の家に泊めて貰ったりと名古屋でのストップオーバーの時間も含まれます。
具体的な移動手段は次の通り。
往路 ①大阪→名古屋(近鉄特急) ②名古屋→東京(夜行列車:ムーンライトながら号)
復路 ③東京→名古屋(新幹線) ④名古屋→大阪(近鉄特急)
”旅費を抑える”と書いた割に4つの行程のうち3つも特急を使っており、結果として安いどころか寧ろ高いのでは?と疑問符の付く移動方法となりました。仔細は後述します。
兎にも角にも旅の最初の訪問地である”名古屋”を紹介します。
名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)
丸いツインタワーはJRセントラルタワーズでJR名古屋駅の駅ビルです。もう16~7年前になるでしょうか、私が名古屋にごく短期間ではあるものの住んでいた頃にこの建物が建設された時には、若干の驚きと何かワクワクした気持ちを抱いたことを思い出します。
名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)
名古屋の街にとっては実質的な最初の超高層ビルです。日本第3極の大都市圏の中枢でありながら(栄のテレビ塔を除けば)目立ったランドマークの無かった名古屋の街にとって、新しい何かが始まると期待させる程の圧倒的な規模の建築物です。
名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)
その後の名駅周辺の再開発はすさまじい勢いで進み、今では単独のランドマークというよりは超高層ビル群の一角を占めるツインタワーという位置付けに変わってきています。それでもその存在感は十二分に健在です。
名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)
ミッドランドスクエア。”豊田・毎日ビル”という名で記憶していたのですが、いつの間にそんな小洒落た名称になったのでしょうか。こちらもずば抜けた規模の建物です。
奥にはスパイラル状の形をした斬新かつ奇抜なデザインのモード学園の建物が見えます。
名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)
名駅の桜通口前で昔ながらの馴染のある建物というか構造物としては、駅前ロータリーの円錐形のモニュメントのみとなってしまいました(笑)
後に紹介する東京駅前の変貌ぶりも大したものですが、名駅前もほんの15~6年でここまで変わるかと驚くほどの激変ぶりです。
名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)
10年近く前の話ですが、前述の名古屋近郊に住む親戚に対し”名駅前が東京の新宿みたいだ”といった趣旨のことを私が言ったら、”それは言い過ぎ、せいぜい渋谷ぐらいでしょ”と返されたことがあるのですが、2015年現在の名駅について同じ質問をしたら、別の答えが返ってくるのではないでしょうか。
名駅から南側に1kmと離れていない”ささしまライブ”と呼ばれる地区の開発が進み、そう遠くない未来に名駅周辺のビル群と一体化した暁には、正しく新宿と同等規模の街並みが形成されたとしても不思議ではないと思います。
ただそこが、栄のような人の血の通う場所になるかどうかはまた別の話です。箱モノを作り見かけだけ立派な街並みを形成したとしても、そこに暮らす人間が幸せなのかと問われれば、その答えは人により千差万別だと思います。
名駅(eos5d2 ef28mm f1.8)
余談になりますが、名駅の撮影で使用したレンズは28mm。それなりの広角レンズで撮影していながらこれだけの大迫力の絵面になることからも、名駅周辺の建物群の規模の大きさが測れるというものです。
*人間の視野角と同等と言われる標準レンズは50mm。それよりも広角のレンズでは全ての被写体が実際よりも小さく写ります。
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