世の中にはとてつもないレンズが存在します。
F0.95!! とにかくもの凄くボケます。
*F値-Wikipedia Aperture-Wikipedia
*絞り値(F値) – ニコン
自宅にて 2013 夏(e-pl2 lumix 20mm f1.7)
*加工あり(ラフモノクローム)
μ4/3機(マイクロフォーサーズ)はフルサイズ機に対しセンサーサイズの差で画質面では不利とされています。ですが、それを補って余りある素晴らしいレンズ群が各社からラインナップされています。
その中でも異彩を放つのがCOSINAから発表されたNOKTONシリーズではないでしょうか。
-センサーサイズ-
*フルサイズ規格:35mm判フィルムとほぼ同等
*APS-C規格:35mm判の約40%(面積比)
*μ4/3規格:35mm判の約1/4(面積比)
自宅にて 2013 夏(e-p2 m.zuiko 45mm f1.8)
*加工あり(ラフモノクローム)
フォクトレンダー起源のレンズであることが銘柄から判りますが、COSINAは往年の銘レンズを精力的に”復活”させている数少ないレンズメーカーです。マウントを選ぶことなく優れた製品を発表し続けており、世界的にも奇特なメーカーだと思います。
CAST:Olympus E-P2, NOKTON 25mm F0.95
このレンズを使って撮影したPV風の数多くの動画が動画投稿サイトにupされています。
↓次の動画は新宿御苑で一部撮影されたものです。
私もいずれはメゾン松原の緑地環境や京阪神の緑地公園を動画で紹介したいと考えています。
↓お洒落な小物を”適当に”撮影し、長めのジングルをBGMに当てるだけで、それなりのイメージ映像を作成できます。その動画を自分の著作物として手軽にネット配信できるのですから、凄い時代になったものです。
↓次の動画はいわゆるタイムラプス動画です。
ティム・バートンや”こまねこ“のような本格的なコマ撮りアニメも作成できる専用のソフトもありますが、今ではアプリがiOSに標準搭載されるまでになりました。
動画の映像表現
テレビ番組やテレビCMの映像の表現力が数年前から飛躍的に向上したと思うのですが、おそらくは撮影機材に一眼(レフ)カメラやレンズが使われるようになったからだと思います。
極端に被写界深度の浅い映像(主題以外をぼかした映像)や小動物の視点に立ったかのような奥行きや高さを感じる映像、さらに星景や夜景などの暗い被写体を低ノイズで映した映像などの多くは、一眼カメラによる映像だと思います。
プロの現場にとっては決して多くない投資で、かつ小型化した機材でまるで映画のような映像が手軽に撮影できるのですから、制作者側のメリットは非常に大きいと思われます。
動画撮影新時代
一眼レフカメラに動画撮影機能が初めて搭載されたのはそんなに昔の話ではありません。
NIKON D90(2008年9月発売 HD動画)DX機(APS-C機)
CANON 5D2(2008年11月発売 フルHD動画)フルサイズ機
両機種とも両メーカーにとってデジタルカメラとして、各部門で最も販売数が伸びた機種となっています。
EOS 5D2は民放ドラマで全編の撮影に使われたり、米大統領の就任時の記念写真の撮影に使われたりと数々の話題を提供したカメラでもあります。
今後は4Kやそれ以上の解像度を誇るカメラが次々に登場することは間違いないでしょう。
ですが、それまでスチル写真にしか使用されていなかった無数の優秀なカメラレンズを動画の領域に(高い水準で)導いた意味で、この2機種は今後何年経とうと動画撮影の新時代を切り拓いたカメラとして語り継がれると思います。
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