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ご覧のカテゴリーは「コラム」です。

写真について

January 6th, 2015

前回記事の”写真”についての補記です。

”写真にとってまず重要なのは交換レンズの性能”と書きましたが、良い写真を撮るための自分なりの優先順位を改めて考えてみて、次の様な結論に達しました。

1被写体 2彩光 3現像 4レンズ 5運 6カメラ 7腕前

現像 – Wikipedia

1曲作れそうな言葉の並びですが、5の”運”は受け狙いではなく”偶然”や”シャッターチャンス”という意味合いです。

レンズの地位は意外と高くありませんでした(笑)

それでも腕前をカバーするのに、現状ではレンズの力に大いに頼っています。順位の変動は今後あると思います。

P.S.
順位表を作ってみて妙に納得したことがあります。

”良い写真”を撮るにあたり高価な道具は必ずしも必要なく、例えば”トイカメラ”や”写ルンです”で撮った写真でも名作写真は実在し、優れた写真集も出版されています。

その理由は何だろうと、ずっと考えてきましたが自作順位表の1~3や5や7の部分がキモなのでしょう。ただし高い機材の方が一見して良い写真を撮れる確率が跳ね上がるのも、また事実だと思います。

トイカメラ – Wikipedia
写ルンです – Wikipedia

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Made in Japan

January 6th, 2015

レンズ交換式カメラの世界シェアはCanonとNikonで約8割。
Sony、Olympus、Panasonicのシェアを加えると約96%。
(2012年 出荷台数/週刊東洋経済2014年2/8号)

*レンズ交換式カメラ=一眼レフカメラ+ミラーレスカメラ

一眼レフカメラ – Wikipedia
ミラーレス一眼カメラ – Wikipedia

*「デジタル一眼レフとは?」- デジカメ比較研究会
「ミラーレスカメラとは?」- デジカメ比較研究会

made in japan

自宅にて 2013 初夏(eos5d2 tamron90mm f2.8)

プロの撮影現場でもこの比率はそうは変わらないでしょう。つまり我々が目にするほぼ全ての写真がMade in Japanの製品により撮影されていることになります。

*現地工場生産が進み、厳密にはMade in Japanではないこともあります(ただし、国内回帰の動きもあります)

made in japan

自宅にて 2013 初夏(eos5d2 ef100mm f2.8 macro)

カメラが売れないと云われる昨今ですが、現状では日本企業の独断場のようにも見えます。しかし海外の気鋭のメーカーも台頭してきており、牙城を崩される可能性も無視できません。

made in japan

自宅にて 2013 初夏(eos5d2 ef100mm f2.8 macro)

ただ、膨大なレンズ資産がある限りプロやハイアマチュアを対象とした市場では当面は安泰だと思います。

カメラ本体もさることながら写真にとってまず重要なのは交換レンズの性能だと考えています。

製造の現場に携わった訳ではないのであくまで想像ですがレンズの設計や製作には、蓄積してきた技術や最新技術とともに高度な”職人芸”が必要になるのではないでしょうか。

他の製品では他国の追随を許したMade in Japanですが、光学製品に限らず”職人芸”が必要とされるジャンルにこそ世界で生き残るヒントが隠されているのかもしれません。

*「写真用レンズをつくる人たち」- ウェブマガジン

CAST:Canonレンズ

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希望

January 4th, 2015

希望

自宅にて 2012 冬(eos5d2 ef50mm f2.5 macro)

希望

自宅にて 2012 冬(eos5d2 ef50mm f2.5 macro)

すいません、ちょっと”写真家ぶって”みました。

何処かで読んだのですが、写真集は哲学書に例えられることがあるそうです。写真には写真家の”世界の見方”が反映されるという意味でそうなるのだそうです。

写真が好きで、書店ではよく写真集を立ち読みするのですが、確かにその写真家独自の世界観を感じさせる作品もあります。

ですが、大抵の写真集は作家の自己満足にしか過ぎない、意図のよく判らない作品のように思えてなりません。

一言でセリフで表すなら次の様な感じでしょうか。
「俺はこれが芸術だと思う。さあ見ろ」

見方も悪いのでしょうが、写真はプロや評論家だけを相手にするのではなく、あくまで大衆芸術だと私は考えています。

我々素人にも理解できる作品作りをして欲しいと思いますし、まず第一に見て楽しむことのできる作品を世に送り出すことがプロとしての責任ではないでしょうか。

この記事では敢えて抽象的な写真を掲載してみました。

タイトルは写真の見た目の印象から適当に付けました。
(意図しない写真でも後から理由付けはできます)

大衆文化 – Wikipedia

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天下泰平

January 2nd, 2015

今年は戦後70年、1.17から20年の節目の年。
タイトル通りの平穏な1年になることを祈ります。

天下泰平

自宅にて 2012 秋(eos7d ef85mm f1.8)

サザンではありませんが、多くの人が自分にとっての都合の良い解釈でしか物事を見れなくなっている今日この頃です。自分にとっても、他人ごとではなく反省する部分はあります。

大事なことは、他者の考え方や立場を相対的な視点の中で見つめ、その上で相手を認めることではないでしょうか。

*「ピースとハイライト」- Wikipedia

天下泰平

自宅にて 2012 秋(eos7d ef85mm f1.8)

日本のような”平和な”国でも、差別や敵対心の火種は各所に存在します。”地方”に住むと自ずと実感しますが日本の行政のバランスやマスコミの情報発信の”偏り”は異常と断言できます。(”欺瞞”の他に現在の世相を表す言葉は見当たりません)

かつて神戸の方々がそうであったように、今そのことを最も痛切に感じているのは東北の方々なのかもしれません。

その偏りが相手の顔が見えない”彼岸”の事ともなれば、心の”タガ”が外れたとしても不思議なことではないと思います。

平和 – Wikipedia

天下泰平

自宅にて 2012 秋(eos7d ef85mm f1.8)

定まった固定観念を覆すのにどれ程の努力と時間が必要なのか誰にも判らないのではないでしょうか。

大事なことは、相手を知る努力を心掛けることだと思います。
(双方向でなければやがて最悪のジレンマに陥るだけですが)

だからこそ、日本の外交は”対話”の姿勢を貫こうとしているのでしょうね。その精神すら伝わらないのが辛いところです。

ジレンマ – Wikipedia

天下泰平

自宅にて 2012 秋(eos7d ef85mm f1.8)

新年早々から重い話になってしまいました。社会という枠組みの中に生きる我々ですが、日々の暮らしを守ること以外に私たち市井に生きる人間に出来ることはあるのでしょうか?

CAST:白い貴公子 通称”オレ”

P.S.
上記のWikipediaによると”平和”の定義は次のとおりです。

1.戦争や内戦で、社会が乱れていないこと
2.現実的には国家の抑止力が内外の脅威を抑止している状態

知りませんでした。特に2行目の説明には”目から鱗”です。何げなく使っている言葉も定義を検める必要がありそうです。社会科学も自然科学もその点では共通していて面白いです。

”広辞苑”や”新明解国語辞典”が改訂の度に注目を集める理由も”言葉の確かな定義”を知りたいという探究心があってこそなのかもしれませんね(全くの想像ですが)

広辞苑 – Wikipedia
新明解国語辞典 – Wikipedia
Wikipedia – Wikipedia

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F0.95

December 24th, 2014

世の中にはとてつもないレンズが存在します。

NOKTON 25mm F0.95

F0.95!! とにかくもの凄くボケます。

F値-Wikipedia Aperture-Wikipedia
絞り値(F値) – ニコン

NOKTON

自宅にて 2013 夏(e-pl2 lumix 20mm f1.7)

*加工あり(ラフモノクローム)

μ4/3機(マイクロフォーサーズ)はフルサイズ機に対しセンサーサイズの差で画質面では不利とされています。ですが、それを補って余りある素晴らしいレンズ群が各社からラインナップされています。

その中でも異彩を放つのがCOSINAから発表されたNOKTONシリーズではないでしょうか。

 -センサーサイズ-
 *フルサイズ規格:35mm判フィルムとほぼ同等
 *APS-C規格:35mm判の約40%(面積比)
 *μ4/3規格:35mm判の約1/4(面積比)

NOKTON

自宅にて 2013 夏(e-p2 m.zuiko 45mm f1.8)

*加工あり(ラフモノクローム)

フォクトレンダー起源のレンズであることが銘柄から判りますが、COSINAは往年の銘レンズを精力的に”復活”させている数少ないレンズメーカーです。マウントを選ぶことなく優れた製品を発表し続けており、世界的にも奇特なメーカーだと思います。

CAST:Olympus E-P2, NOKTON 25mm F0.95

このレンズを使って撮影したPV風の数多くの動画が動画投稿サイトにupされています。

↓次の動画は新宿御苑で一部撮影されたものです。

私もいずれはメゾン松原の緑地環境や京阪神の緑地公園を動画で紹介したいと考えています。

↓お洒落な小物を”適当に”撮影し、長めのジングルをBGMに当てるだけで、それなりのイメージ映像を作成できます。その動画を自分の著作物として手軽にネット配信できるのですから、凄い時代になったものです。

↓次の動画はいわゆるタイムラプス動画です。

ティム・バートンや”こまねこ“のような本格的なコマ撮りアニメも作成できる専用のソフトもありますが、今ではアプリがiOSに標準搭載されるまでになりました。

動画の映像表現

テレビ番組やテレビCMの映像の表現力が数年前から飛躍的に向上したと思うのですが、おそらくは撮影機材に一眼(レフ)カメラやレンズが使われるようになったからだと思います。

極端に被写界深度の浅い映像(主題以外をぼかした映像)や小動物の視点に立ったかのような奥行きや高さを感じる映像、さらに星景や夜景などの暗い被写体を低ノイズで映した映像などの多くは、一眼カメラによる映像だと思います。

プロの現場にとっては決して多くない投資で、かつ小型化した機材でまるで映画のような映像が手軽に撮影できるのですから、制作者側のメリットは非常に大きいと思われます。

動画撮影新時代

一眼レフカメラに動画撮影機能が初めて搭載されたのはそんなに昔の話ではありません。

NIKON D90(2008年9月発売 HD動画)DX機(APS-C機)
CANON 5D2(2008年11月発売 フルHD動画)フルサイズ機

両機種とも両メーカーにとってデジタルカメラとして、各部門で最も販売数が伸びた機種となっています。

EOS 5D2は民放ドラマで全編の撮影に使われたり、米大統領の就任時の記念写真の撮影に使われたりと数々の話題を提供したカメラでもあります。

今後は4Kやそれ以上の解像度を誇るカメラが次々に登場することは間違いないでしょう。

ですが、それまでスチル写真にしか使用されていなかった無数の優秀なカメラレンズを動画の領域に(高い水準で)導いた意味で、この2機種は今後何年経とうと動画撮影の新時代を切り拓いたカメラとして語り継がれると思います。

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