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メゾン松原の経営状況と不動産業界に願うこと

February 25th, 2015

ご無沙汰しています。

公私ともにバタバタとした状況の中、暫く筆をとる(というか、考えを纏める)時間を割くことが出来ませんでした。約ひと月ぶりの投稿となります。

メゾン松原の経営状況について

2015年2月現在、メゾン松原では2室の空室があります。全19戸しかない賃貸マンションにとってはそれだけで空室率10%(年間)を超える厳しい数値です。

メゾン松原は2011年1月~2014年12月の間、平均して年間で1戸の新規入居と退去を繰り返し、4年連続で入居率98%以上を達成しました。この数値は、いかなる不動産会社とも専属契約を結ばない賃貸マンションとしては、恐らく輝かしい成績だろうと思います。

しかし、それは決して偶然によるものではありません。

①我々経営者陣の弛まぬ経営努力による部分と、②メゾン松原の経営や建物の維持に関してお力を借りている全ての方々の協力、③そして何よりメゾン松原を住いとして選びお使い頂いている住人の皆様のお蔭に依るものです。

②③は経営者側から見た場合他力によるものですから説明は割愛させて頂きますが、①に関しては2011年以降の4年に限らず、およそメゾン松原の竣工当初からより優れた住環境を実現すべく様々な改革を敢行してきました。

その内容については本ウェブサイトの本編ページ(見本帖)やギャラリーページ(写真集)に記載しておりますのでご覧下さい。どこまでも手前味噌な物言いで申し訳ありませんが、近年高い入居率を達成した陰には決して偶然ではない経営者自らの努力と工夫があるのです。

しかし現在、2室の空室があります。世間一般の賃貸住宅経営の水準からみれば大したことのない状況と思われるかもしれませんが、我々の様な零細の個人経営者にとっては大変な痛手です。

たとえば、①の内容の一つとしてメゾン松原は住人へのサービスが厚いことが挙げられますが、実施には当然費用が掛かります。限られた予算の中で身銭を切る思いで費用を捻出している中、元手となる収入が大幅に低減することはサービスの低下に直結します。

また、この松原市という悲しいかな魅力の乏しい土地で新規に顧客を獲得する(=新規入居者を獲得する)ことが如何に困難なことかは個人事業者、とくに小売業やサービス業の方なら等しく痛感することだと思います。

メゾン松原 北側

メゾン松原 北側 2014 春(eos5d2 ef17-40mm)

不動産業界に願うこと

まず思うのは、賃貸物件における不動産市場は「不完全市場」であるということです。私は経済学は門外漢ですので文献からの受け売りですが「不完全市場」とは端的にいうと一部の大企業が市場を独占または寡占の状況に追い込み、価格を事実上左右することです。

また不動産業で扱う商品は建物や土地であり、多くの個人にとって住居としての不動産を複数もつ(または借りる)ことはあまり無いでしょうから、他の業界以上に特定地域での(つまり松原市内での)パイは厳格に決定します。

そういう状況ですから、上記のようにどこの不動産業者とも専属契約を結ばない我々の様な個人経営者は、新規顧客獲得の手段が不動産仲介業者に依存せざるを得ない状況下に置かれている(※)という意味において、常に生活基盤を失うリスクにさらされています。

※この様な状況の第1の弊害として、(ネット上や店頭で公開される)物件情報が画一的な内容に制限されることで物件の持つ本来の魅力が全く紹介されず、本来見込まれるはずの需要(新居を探している側)と供給(住空間を提供する側)の邂逅が阻害されることが挙げられます。

事実、メゾン松原に入居されている方の中には、市内の不動産屋さんで住まいを紹介して貰ったが希望に見合う物件が見つからず、その後に自分の足で歩いて回った結果、メゾン松原を探し当て入居されたという方が複数いらっしゃいます。

メゾン松原はどことも専属契約を結んでいないと書きましたが、それは「専属」の話であって、どこの不動産会社とも取引はさせて頂いています。

実際、経営者自ら(私のことですが)が営業に回り自作の紙資料(メゾン松原を端的に紹介したリーフレット)を松原市内・周辺の不動産業者の各お店にお渡ししています。また、口頭や書面での説明が難しい内容については、本ウェブサイトを是非見て頂きたいということも事あるごとにお伝えしています。

上記のようなことが1度ならず2度3度と重なると流石に色々と邪推したくもなりますが、不動産会社には不動産会社の都合というものもあるのでしょう。詳しくはここでは書きません。

ですが、①不動産事業を興した個人経営者が多大な経営上ののリスクを背負いながら建物を維持していること、②また自らの事業に対し誠心誠意向き合い奮闘している個人事業者も存在していること、この2点に関してだけは他ならぬ不動産会社の方達には理解して頂きたいと思うのです。

自らの立ち位置は己で築き己で守るものであることは承知しているつもりですが、個人でできる経営努力にも限界があります。幅広く支店を持つ企業にとってみれば、成績が芳しくない、あるいは経営が危ういとみれば特定地域からの撤退という選択もあるのでしょうが、我々個人経営者にとってその選択は、余程のことが無い限りあり得ません。

現況のままでは互いのチキンレース(価格競争)の中で共倒れになる個人経営者が続出するのではないでしょうか。切迫した会計を強いられる中、土俵際で踏ん張っているというのが現在の状況です。

不動産を商売道具とする我々個人事業者にできることは、自らの責任の範囲内でできる最大限の工夫を施すことのみです。すなわち”快適で安全な住環境を提供すること”この一点に集約されます。顧客の斡旋(新規入居者の募集)という不動産事業の云わばスタートラインに於いては無力な存在であり、不動産会社の皆様のお力にすがるより他に選択肢はありません。

確かに”ウェブサイトの公開”や”リーフレットの配布”などの形でポートフォリオを作製し物件の特徴をアピールする手段はあるものの、事実上の無名の存在である賃貸物件にとって不特定多数の顧客を獲得する手段には残念ながら現在のところ成り得ません。

偉そうな物言いになって大変申し訳なく思いますが、不動産会社の皆様にはどうか自らの責任をご理解頂き、松原市全体の不動産業界を広い視野を持って守り育てて頂きたいと願っています。

その”責任”をどのように解釈するのか。単に経済活動の延長と捉えるか、あるいは互いに共存し地域の発展に寄与する重要な役割の担い手と考えるか、それは皆様個人の判断に委ねるしかありません。

本当に偉そうで手前味噌な表現で申し訳ありませんが、私はメゾン松原という場所から、(残念ながらマイナーなイメージしかない)松原市の発展に貢献したいと考えています。現在のところ未だ微力ではありますが、実践の中で模索を続けています。

メゾン松原 西側

メゾン松原 西側 2014 春(eos5d2 ef17-40mm)

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Nexus Playerに期待すること2

January 29th, 2015

前回記事からの続きです。

そしてNexus Player

PS3をべた褒めしましたが、そんな中で新たに登場するNexus Playerに何を期待するというのでしょうか(笑)

それはやはり、Googleならではのアプリやサービスを含むコンテンツをTVの大画面で楽しめるという点でしょう。そして今までがそうであったように独自のインターフェイスがもたらす快適な操作性にも注目しています。

さらにゲーム機としての”側面”にも大いに期待しています。そう、Nexus Playerは初出がメディアルータとして登場します。ゲーム機能はあくまで付加価値にしかすぎません。むしろそこに私は期待を寄せています。

nexusplayer

おそらくNexus Playerは”売れる”と思います。

GoogleにとってTVとの親和性に着目したハードとしてChrome Castに次ぐ2番目の商品ですが”本格的な”商品としては今回が初です。見た目にも判りやすいデザインをしています。しかも価格設定が良心的です。

現在でも、PCや携帯端末をTVに接続する手段は普及しているとも言えますが、その状況が一気に加速する可能性を秘めています。

*デザインに関しては各方面からお叱りを受けるかもしれません。アッ〇ルや任〇堂のプロダクトデザインを意識していることは明らかです。

ライバルはゲーム機?

Apple TVの販売台数を考えると既存の据置きゲーム機のように何千万台ものセールスをNexus Playerが最初から記録することは難しいかもしれません。

ですが、テレビの大画面で”テレビゲーム”をするという昔ながらのスタイルが、いわゆるゲーマー以外の誰にとっても当たり前のものになる可能性は十分にあると思います。

その結果、今のゲーム業界に風穴を開けることにも繋がるかもしれません。任天堂DSの時のように、新たなユーザー層を開拓することもあるのではないかと思います。

”売れる”とは言ったものの、継続して売れるかどうかは未知数です。類似商品が登場することもあるでしょう。新風を巻き起こすか否か注目して見守りたいと思います。

P.S.
任天堂DSについて、、
かくいう私も中学3年以降ゲームから遠ざかっていましたが見事DSの網に掛かった一人です(笑)

DS以降→PCゲーム→PSP→PS2→PS3→3DS→PS Vitaとゲーム道を突き進んだ時期もありましたが、現在再びゲームから遠のいています。

任天堂DS – Wikipedia
任天堂DS – 任天堂

P.S.2
任天堂DS(特にDS Lite)が何故あれだけ爆発的に売れたかについては私も思うところがありますので、いずれ別記事にて分析してみたいと思っています。

だだ、一つの要因として確実に言えるのは、幅広い購買層の心理に”懐古主義”の観念が極めて大きく働いたことは間違いないでしょう。

レトロ(懐古趣味) – Wikipedia
昔は良かった – アンサイクロペディア

ゲームに詳しくない方のために、キーワードは”ゲームウォッチ”とだけ言っておきます。いわゆるアラフォー世代にとってゲームウォッチとは・・いえ、ここでは止めておきましょう(笑)

ゲーム&ウオッチ – Wikipedia
社長が訊く「ゲーム&ウオッチ」 – 任天堂

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Nexus Playerに期待すること

January 29th, 2015

前回記事のNexus Playerについての補記です。

マルチメディアサーバ

Apple TVやPSVita TVのことを書きましたが、現在では同じような機能を持つデバイスは他にも存在します。

appletv

Apple TV – Wikipedia
Apple TV – Apple
PSVita TV – playstation.com

据置きのゲーム機やビデオ機器あるいはテレビ本体にも主にネット接続を前提とした様々な機能やアプリが内蔵されています。各デバイスの違いを区別するのは発売時における機器の”名前”と”見た目”しか最早ないのではないでしょうか。

それらは全て、データの保存機能の有無による違いから”マルチメディアサーバ”または”マルチメディアルータ”と呼ぶべき存在だと思います。

それは、前記事で紹介したNexus Playerも同じです。ではこの新製品に何を期待するのか。

それは”汎用性”もさることながら、Googleならではのコンテンツと”使い易さ”です。

PlayStation 3

私は現在、音楽とビデオを視聴する際はPS3を主力として利用しています。何故ならPS3が音楽再生機としてもDVDプレイヤーとしても非常に優秀だからです。Blu-rayのソフトも視聴でき、これ1台で再生できないモノは無いと言っても過言ではありません。

*CDのリッピング機能も搭載されています。

リッピング – Wikipedia

また、インターフェイスも操作性も優れていて使い易い点も大きなポイントです。

playstation3

つまり私はPS3を単なるゲーム機ではなく、非常に優秀なマルチメディアサーバとして使用しています。後継のPS4も発売されていますが、現状のPS3に満足しているので買い替える予定は今のところありません。

PlayStation 3 – Wikipedia
PlayStation 3 – playstation.com

*ちなみに私は自室用と客室用に計2台のPS3を設置しています。自室ではピュアオーディオに接続して悦に入り、客室では40型TVに接続して接客の際に活用しています。

*悦に入る(えつにいる)- 悦に”浸る”は誤用だそうです。

PS3の評価

ただ残念なことに世間でのPS3の評価はゲーム機としての側面が主であり、せっかくの素晴らしい機能や性能に対して正当な評価が与えられているとは思いません。

これだけのハードを生み出した訳ですから、PS3の開発に携わったスタッフがゲーム機としての側面だけに焦点を絞っていたとは到底考えられません。

しかしいったん世に出た後の世間の評価は異なりました。あくまでもPS3はゲーム機であり、子供や一部のゲームマニアのためのハードであると。

*一部のオーディオや映像関係者の間では、それなりに評価されていたようです。それぞれの専門誌などではPS3の実力について取りあげる特集記事なども組まれることもあり、実際に目にしました。ただ、それが万人の認識にまでは広まりませんでした。

*これではまるで、かつてMSXで踏んだ轍を再び踏んでしまったようだと思うのは、、私だけでしょうね。

*因みに、DVDプレイヤーとしての機能が搭載されたPS2も当時の新規格であるDVDの普及に大きく貢献したことはよく知られています。

playstation2

PlayStation 2 – Wikipedia

PS3は販売台数だけを見ると十分に成功したハードですが、それでも正当な評価が得られなかったという意味ではもろ手を上げて成功とは言い切れないと私は思います。

ピュアオーディオや映像再生機としても十分に勝負できるマルチメディア機としての側面を世間にもっと浸透させることができていれば、一家に1~2台の販売数の達成も夢ではなかったのではないでしょうか。

*因みにPS3のオーディオとしての”音”とは、あくまで主観になりますが、1音1音がまろやかでありながらも全体にメリハリが効いた元気な音で、高音域から低音域までのバランスが良く聴き疲れのしない破綻のない音、というのが私の”オーディオ機”PS3に与える評価です。

*搭載しているDAC等も優秀なのでしょうけど、ピュアオーディオやウォークマンで培ったSONYならではの独自技術と”音作り”の上手さが反映されているのだと思います。

DAC – Wikipedia

長くなりますので記事を分割します。続きは次回の記事でご覧下さい。

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Nexus Player

January 29th, 2015

GoogleからAndroid TV機能を搭載する据置き型デバイスが発売されます。

Android TV – 公式サイト

Apple TVやPSVita TVのような感じになるのでしょうか。Chromecastの機能も搭載されていて、Andoroid端末やPC内のゲームもテレビの大画面でプレイできるようです。

Chromecast – 公式サイト

公式発表では専用のゲームパッドも発売されるようです。もしかするとSteamに次ぐゲーム界の新たな勢力に発展する可能性もあるかもしれません。

Steam – Wikipedia
Steam – 公式サイト

果たして、ゲーム業界の各企業にとって脅威となるのかあるいは新たな風を運ぶ救世主となるのでしょうか。Googleがこの新たな規格をどのような位置づけで今後も発表を続けるかによっても状況は変わるでしょう。今後の動向に注目です。

Nexus Player – 4gamer.net
Nexus Player – Google公式サイト

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音階(スケール)2

January 25th, 2015

前々回記事の音階(スケール)についての補記2です。

音階を手軽に体験する

音楽理論についてこれ以上の説明は私にはできませんが様々な音階を手軽に体験できるガジェットや”おもちゃ”そしてソフトウェアが販売されていますので紹介します。

現在メジャーな楽器はドレミファソラシドで構成される音階で鍵盤なり吹奏楽器の運指なりが作られています。なので、それぞれの音階をなぞるには演奏者自身が音階を覚え自由に演奏するまでにはかなりの訓練が必要です。

ですが、下で紹介する”新しい楽器”はみな、それぞれの音階の出音のみを発音する機能が搭載されていて誰でも簡単に音階をなぞることができ前回記事の”モード演奏”に近い体験を味わうことが可能です。

kaossilator

KORGが発売した手のひらサイズのシンセサイザー。タッチパネル部分(黒い部分)が”鍵盤”になっており、なぞるとピッチ(音の高低)が変わります。各種の音階が搭載されています。

kaossilator

kaossilator – KORG(旧サイト)
kaossilator 2 – KORG(旧サイト)
kaossilator 2s – KORG(近日発売)

おさかなシロフォン(ベビーシロフォン)

ボーネルンドというおもちゃ会社が販売する木琴です。

写真の商品以外にひと回り大きいタイプがあります。そっちはドレミファソラシドの音階です。

xylophone2

シロフォン – Wikipedia
お魚シロフォン – ボーネルンド

KORG DS-10

爆発的に売れた任天堂DSの専用ソフトです。何故かamazon限定販売でした。

携帯ゲーム機を本格的なアナログシンセサイザーに変身させる革新的なソフトウェアです。

タッチペンを使って”鍵盤”や”ツマミ”を操作します。DSのインターフェイスを最大限に有効活用したアイデア商品だと思います。こちらも各種の音階が搭載されています。

ds10

KORG DS-10 – Wikipedia
KORG DS-10 – 公式サイト

KORG DSN-12

上記DS-10の後継モデルとして任天堂3DS専用ソフトKORG DSN-12がダウンロード販売されています。シンセのコアの部分はDS-10とあまり変わりませんが特筆すべきはオシロスコープ機能でしょう。

出音の波形が可視化され目でも楽しむことができます。3DSなので立体視された波形を目視で確認でき、数学の知的欲求までも満たしてくれる斬新なソフトです。

dsn12

KORG DSN-12 – KORG
KORG DSN-12 – DETUNE

GarageBand(iOS版)

KORGの製品やソフトに刺激されたかどうかは判りませんがGarageBandにも少し前のアップデート以降、手軽に音階を体験できる機能が搭載されました。

garageband

*GarageBand – 云わずと知れたAppleの入門用DTMソフトウェア
GarageBand – Apple

上記のモノ全てに説明を加えるとあまりに長くなりますので記事を分割し動画も交えて一つずつ紹介することにします。

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