シームレスな緑地環境
建物に付随する”屋外設備”も緑地に取り囲まれています。
(駐輪場・駐車場、他)
近代以降の日本の建築物は建物の”内”と”外”の空間が
完全に分離しているものが多いように思います。
さらに”外”の空間に関しても
”緑地空間”と”設備空間”が隔てられている。
逆に優れた建築物には、それら人が滞在し居住する空間が
適度に混じり融和しているものが多いのではないでしょうか。
(個々人の好みの問題もありますが)
そのバランスの中で、”憩い”や”楽しさ”といった
人の琴線に触れる環境が生まれるのだろうと考えています。
メゾン松原では、その様な環境作りを目指して
建物屋内外の改良工事を続けています。
北側駐輪場 2014 春(eos5d2 ef17-40mm)
メゾン松原 北西部 2014 (eos5d2 ef17-40mm)
メゾン松原 北西部 2014 (eos5d2 ef17-40mm)
環境デザイン
メゾン松原の植栽デザインは、部分部分については
京阪神の様々な庭園や人工緑地を参考にしています。
大阪都心部は緑が少ないと云われがちですが
個々では頑張っているところもあります。
都市の緑化や生活環境の問題は行政の責任だけではなく
民間や個人の意識の在り様で改善できる部分はあるはずです。
一握りの知恵と僅かな手間を惜しまなければ
日本の町並みはもっと美しいものになると思うのは
幻想を抱きすぎでしょうか。
メゾン松原 西側 2014 秋 (eos5d2 ef24-105mm)
メゾン松原 西側 2014 秋(eos5d2 ef24-105mm)
緑地帯(北部)2014 秋(eos5d2 ef24-105mm)
緑地帯(西側) 2014 秋(eos5d2 ef24-105mm)
緑地帯の地面にはグラウンドカバーを施しています。
(レンガ・砂利・下草・バークチップなど)
当初は雑草対策として始めたのですが
今では空間を演出する大事な要素となっています。
建物周辺(南西部)2014 秋 (eos5d2 ef24-105mm)
建物周辺(南西部)2014 秋(eos5d2 ef24-105mm)
上の2枚の写真に写っている大きな広葉樹は
約10年程前に植樹したトネリコとシラカシです。
植樹した当初は弱々しい感じでしたが
今では小さな林の様な雰囲気になるまで成長しました。
ただ、全て常緑樹のために季節感はほぼ無く
説明が無ければ”秋”の風景とは気づかれないでしょう。