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PCエンジン

January 10th, 2015

前回記事の”PCエンジン”についての補記です。

当時、日本のパソコン市場を牛耳っていたのがNECと富士通とSHARPです。中でもNECは圧倒的なシェアを誇るメーカーでした(当時、松下電器とSONYは本格PC分野には不参入)

*本格PC – 私の造語です。

そのNECが満を持して発表したのが家庭用ゲーム機のPCエンジンです。

pcengine

ゲーム機でありながらもPCメーカーの沽券を髣髴とさせる商品名なのは明らかです。パソコンの大御所がゲーム機を発売するということで反響は大きかったと記憶しています。今ではMicrosoftのXboxが同じ立ち位置になるでしょうか。

Xbox 360 – Wikipedia

PCエンジンで発表されたゲームについては、押切蓮介原作の漫画”ハイスコアガール”に当時の人気ゲームの数々が詳しく描かれています。

ハイスコアガール – Wikipedia

当時の子供たちのゲーム熱(ゲーム愛?)がかなりの熱量で描かれておりゲームに関心のある方は一読をお勧めします(ただ残念ながら現在休載中です)

また任天堂のバーチャルコンソールから往年のゲームをダウンロード購入することが可能です。

バーチャルコンソール – 任天堂

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シンセとゲーム音楽

January 10th, 2015

前回記事の”波形メモリ音源”についての補記です。

波形メモリ音源 – Wikipedia

ファミコン全盛期

私が子供の頃(80年代)は初代ファミコンの全盛期の頃で、当時の小学生の遊びといえば表でボール遊びをするか家でファミコンをするかのどちらかでした。しかし私の家にはファミコンは無く、肩身の狭い思いをしたものでした。

ファミリーコンピュータ – Wikipedia

famicon

MSXとの出会い

そんな私に転機が訪れたのが小学6年生の時です。

当時PC(まだマイコンと呼ばれていました)は非常に高価で、しかも何が出来るのかもよく解らず、全くの高嶺の花でした。

マイコン – Wikipedia

そんな中、松下電器とSONYから”MSX2”という非常に安価なパソコン(29,800円)が発売されました。私はこれに飛びつき当時の担任の先生にもお願いして、プログラミングの勉強もできるからと親を説得し、ついに買って貰ったのです。

MSX – Wikipedia
MSX30周年 – 週刊アスキーPLUS

親にねだって買って貰ったものとしては、一番嬉しかったのではないでしょうか。

因みに”親にねだる”という行為は一見すると幼稚で情けないようにも見えますが、大金を持たない子供にとって”自身の興味の本質的な部分を見つめる”という意味で、とても重要な経験だと思うのですが、如何でしょうか。

FS-A1 松下電器産業のMSX2マシン

fsa1

*写真は”週刊アスキーPLUS”より

MSXコミュニティ

ハードの性能は分かりやすい例として、ファミコンより上でスーファミよりやや劣るといったところでしょうか。

ですので、ファミコンしか持っていない周囲の友人たちに対して根拠のない優越感を感じたことを覚えています(笑)

当時一緒に遊んだ友人も同じMSXユーザーや”PCエンジン”等の所有者でファミコン非所持者でした。子供の頃というのは変なところでコミュニティが形成されるものです。

スーパーファミコン – Wikipedia
PCエンジン – Wikipedia

msx2

MSXとゲーム

このMSX2ですが、入手した小6から中2までの3年間で使い倒しました。

当時の愛読書のMSX Magazine(Mマガ)やMSX Fanへの投稿ゲームは入選作のプログラムが全文掲載されていて、片っ端から手入力でコピーして遊びました。

市販ゲームでは味わえない独特の世界観をもった作品も数多くあったと記憶しています。因みにプログラム言語はもちろんBASICです。

MSX Magazine – Wikipedia
MSX Fan – Wikipedia
BASIC – Wikipedia

msxmagazine

また、市販ゲームも購入して遊びました。

当時MSXのゲーム業界をリードしていたのが、まだ本社が神戸にあった頃のコナミでした。当時のコナミのゲームはアイデアに溢れ、本当に面白い作品が多かったと思います。

コナミ – Wikipedia

ゲーム音楽とシンセ

ここで漸くシンセの話に戻りますが、そのコナミのゲームからそれまで経験したことのない複雑なBGMや効果音が聞こえてきたのです。実はそれが上記の”波形メモリ音源”で作られた音楽だったのです。

当時中学生だった私の耳にも、”これは凄い!”と思わせる音で感激したのを覚えています。記憶を辿れば、上記の専門誌の誌面でも”コナミ独自の特殊な音源が使用されている云々”の記事を読んだように思います。

scc

SCC – Wikipedia

*上記の2誌は現在のゲーム雑誌の位置づけに近いと思いますが当時の私にとってはこの上のない教科書でした。

ゲームとの別れ

ただその時くらいからゲームからもMSXからも遠のきはじめ、当時はシンセの存在もよく知らず、その”凄い!”の背景にあるものを探究することはしませんでした。

自然と興味が薄れたこともあったのでしょうが、それ以上に中3になり高校生にもなってゲームなんて、という世間体のようなモノを意識した節もあったと思います。今思えば下らない枷を自らにはめたものだと後悔の念が募ります。

結局、当時の感動の謎が解けたのはシンセに興味を持ち始めたほんの数年前のことです。随分な時間が過ぎたものです。

もしあの時、もっと探究心があり自分の好きなモノに真摯に向き合うことが出来ていれば、また違った人生があったのかもしれないと思うと、今は少し残念で複雑な気持ちです。

ゲームに関心のない方は”何言ってるの?”と思われるでしょうが、ゲームで描かれる世界観とそこでの体験は、映画や小説や漫画では味わうことのない独特の魅力があるのです。

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microKORG

January 10th, 2015

今回は少し趣向を変えてガジェットの紹介をします。まあ、ブログ記事としては定番ではないでしょうか。

microKORG

2002年にKORGが発表した小型のシンセサイザーで、アナログシンセをデジタル技術でモデリングしています。

当時としてもレトロなデザインで筐体の側面には本物の木製パーツが使われ、”ツマミ”には年代物のステレオに内蔵されたラジオのダイヤルのような部品が使われています。

microKORG – KORG
microKORG – KORG(旧サイト)

鍵盤の作りはお世辞にも良いとは言えないものの、そのサウンドは特筆すべきものがありアマチュアのみならずプロミュージシャンのライブでも使われています。

上下の動画は、いわゆる”打ち込み”による自動演奏です。

MIDI機器ですのでPCにも接続できDTMにも使えます。但し、やや古い機材ですのでUSB端子は非搭載です。

アナログモデリング”シンセサイザー”と呼ばれる所以としてこの機種にはオシレーター、フィルター、アンプと呼ばれる本物のアナログシンセの”音を作り、整え、出力する”ための仕組みが妥協することなく搭載されており、パネル表面部の”ツマミ”を回すことでリアルタイムに音が変わります。

正に”音”をシンセサイズするというシンセの醍醐味を味わうことが出来ます。この面白さは言葉では伝えにくいのですがGarageBandなどの安価な(というか無料)ソフトシンセがどれ程発表されようとも、今後もハードシンセは無くならないのではないかと私は思います。

DTM – Wikipedia
MIDI – Wikipedia
打ち込み – Wikipedia

アナログシンセサイザー – Wikipedia
ソフトウェア・シンセサイザー – Wikipedia
GarageBand – Wikipedia

次の動画ではDWGSと呼ばれるKORG独自のデジタル波形(波形メモリ音源の1種)を用いた音色が使われています。

1.オシレータ(各アナログ波形)→フィルタ→アンプ→耳
2.DWGS音源(各デジタル波形)→フィルタ→アンプ→耳

*アナログ波形といってもデジタルによるアナログモデリングですので、音の最初の出所は実際は全てデジタル波形です。

オルガンの音色を再現していると思うのですが、何とも言えない哀愁の漂う音色に私はノックアウトされました。購入に至ったのもこの音色に肩を押されたからだと思います。

D.W.G.S.音源 – Wikipedia
波形メモリ音源 – Wikipedia

次はdaft punkの”Something about us”をカバーした動画です。再現レベルが高いです。

ボコーダーとマイクが搭載されていることも大きな特徴で、発表当時は皆さんYMOの真似をしたのではないでしょうか。

今の若い方はYMO、知ってますかね? あの細野晴臣と坂本龍一と高橋幸弘ですよ。

ヴォコーダー – Wikipedia
DAFT PUNK – Wikipedia
YMO – Wikipedia

ここで紹介したmicroKORGにはmicroKORG XLという後継機種が発表されており、こちらも別の個性を持った素晴らしいシンセサイザーです。

今後、このブログではシンセサイザーをはじめ私が面白いと思う様々なガジェットも紹介していく予定にしています。

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見つめる先は

January 9th, 2015

トラ

自宅にて 2012 夏(eos5d2 ef85mm f1.8)

表情の豊かなネコです。3枚とも同じ構図ですが
それぞれ表情が微妙に異なります。

トラ

自宅にて 2012 夏(eos5d2 ef85mm f1.8)

妙に悲しげな表情なのが気になります。

トラ

自宅にて 2012 夏(eos5d2 ef85mm f1.8)

見つめる先には何があるのでしょうか。

CAST:トラ

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雪の日に

January 8th, 2015

なかなか雪が積もらないので、昨年2月の雪の日の様子をお届けします。

2014年はバレンタインデーが大雪だったのですね。
(あくまで大阪での”大雪”です)

雪の日に

自宅にて 2014 冬(eos5d2 planar85mm f1.4)

雪の日に

自宅にて 2014 冬(eos5d2 planar85mm f1.4)

雪の日に

自宅にて 2014 冬(eos5d2 planar85mm f1.4)

雪の日に

自宅にて 2014 冬(eos5d2 planar85mm f1.4)

雪の日に

自宅にて 2014 冬(eos5d2 planar85mm f1.4)

雪の日に

自宅にて 2014 冬(eos5d2 planar85mm f1.4)

雪の日に

自宅にて 2014 冬(eos5d2 planar85mm f1.4)

大阪の平野部でここまで雪が積もるのは年に2~3回あるかないかです。

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